(1/1)

 

Oulophyllia sp.   

トガリオオナガレサンゴ(新称)

Meruliniidae Verrill, 1865 サザナミサンゴ科

Oulophyllia Milne Edwards and Haime, 1848 オオナガレサンゴ属

撮影:杉原 薫(西之表市浦田湾、水深5m)

 

コリンの高さは不揃い。

成長形:被覆状〜準塊状群体。

軟体部の色彩と特徴:灰褐色〜灰緑色で、軟体部は肉厚に見える。コリン頂部は、低次隔壁相当部が不規則に突出して見える。

骨格の特徴:個体配列はセリオイド〜メアンドロイド型。コリンの基部での厚さは3mm〜1cmで不揃い、基部のほうが厚く、頂部に向かって薄くなる傾向がある。高さも不揃いで、低いところでは5mmほど、よく突出したところでは1cmを超える。並列するコリンの頂部間の距離は、狭いところで5mm、広いところでは3cm近くに達する。高く突出したコリンの頂部近くでは、孔が開いたり大きな裂け目ができたりする。隔壁・肋は通常4次まで発達し、低次のものほど長く厚く、コリン頂部で高く突出する。個体によっては、1次隔壁が莢の上方で莢内に向かって高く張り出し、その側面に3次・4次隔壁が発達することがある。1次・2次隔壁は軸柱まで達する。隔壁内縁でのパリ状葉の発達は悪い。3次・4次隔壁は軸柱に達せず、軸柱より手前で湾曲しながら低次隔壁に融合する。隔壁上縁には大きさの揃った鋸歯が整然と並び、その側面と延長部の隔壁側面には小さな棘状の突起が形成される。肋は、群体の裏面周縁によく発達するが、隔壁と違って次数による違いが不明瞭で、鋸歯の発達も悪い。隔壁と同様、その上縁には小さな鋸歯が発達する。軸柱は長径が2〜4mmの円形〜楕円形で、1次・2次隔壁の内縁から伸びた複数のトラベキュラによって形成される。個体配列が準メアンドロイド〜メアンドロイド型のところでは、隣接する軸柱間に1次隔壁と同程度またはそれ以上に肥厚した隔壁が見られることが多い。

生息環境:開放的な礁斜面の水深10m以深または大きな湾内の水深5m以深で見られる

国内での分布:種子島以南。種子島では稀。

補足:新称和名は、低次隔壁がよく突出し、コリンの頂部が粗く見えることに由来する。

* 種子島初記録種

 

 

 

 


<< 戻る  (1/1)

●お問い合わせ: 国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター

〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2 Email: cebes.data@(この部分は削除してメールして下さい)nies.go.jp

 

Copyright © Center for Environmental Biology and Ecosystem Studies, National Institute for Environmental Studies. All Rights Reserved.

Powered by Database Factory