第4期中長期計画(2016-2020年度)安全確保研究プログラム

PJ3: プロジェクト3

生態学モデルに基づく生態リスク評価・管理に関する研究

PJ3: プロジェクト3概要図

 化学物質等の環境かく乱要因による生態リスクを評価するためには、環境かく乱要因と生物群集構成の関係を把握する必要があります。しかし、通常モニタリングデータからは、環境かく乱要因と生物群集構成の相関関係しか知ることができません。相関関係から選定された対策を講じたとしても生態系が十分に保全されるとは限りません。本プロジェクトでは、有効な対策を選定するために、野外調査等により環境かく乱要因と生物群集構成間の因果関係の推定を行います。また、環境かく乱要因による影響を直接受けない種への波及効果を考慮に入れるために、生態系モデルを構築して環境かく乱要因に対する生態系の反応を予測します。種多様性が維持されるメカニズムを理解することにより、環境かく乱要因による生態系の影響を予測する群集モデルを構築します。生態系・群集モデルにより対策効果の予測や生態系保全のために重要となる種の絞り込みが可能になります。環境かく乱要因と生物群集構成の因果関係における不確実性を考慮した最適な管理施策を選定する数理モデルを開発します。これらによって、環境かく乱要因による生態リスクの的確な評価と管理に結びつけます。生態リスクとしての扱いが不十分である陸上生態系の将来のリスク管理に向けた方法論を構築します。

PJ3 メンバー

プロジェクトリーダー:横溝 裕行(環境リスク・健康研究センター)
メンバー:<リスク健康C>林 岳彦、三崎 貴弘
 <生物C>吉田 勝彦、竹内 やよい


 

PJ3 サブテーマ

1.環境かく乱要因と生物群集の因果関係の推定と最適管理
2.環境かく乱要因に対する生態系影響の予測