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(3) 研究の構成

ア.重点課題

重点研究分野のうち、特に重要な下記の課題については、研究資源の重点的配分を行い、重点研究プロジェクトを形成することにより各課題毎に記述した目標の達成を図る。

  1. 地球温暖化の影響評価と対策効果
      経済発展・気候変動及びそれらの影響を統合的に評価するモデルを用いて、地球規模の気候変動及びその地域的影響のシナリオ並びに対応方策のあり方を、アジア地域の持続可能な発展との関係で明らかにする。さらに、フィールド観測、遠隔計測、統計データ等により、森林の炭素ストック・森林や海洋による二酸化炭素吸収量とその変動要因を解明する。
  2. 成層圏オゾン層変動のモニタリングと機構解明
      オゾン層変動の予測、検証に資するため、環境省が開発する人工衛星搭載センサー、地上設置遠隔計測機器等によるオゾン層の観測、データ解析、数値シミュレーションにより科学的知見の蓄積を図るとともに、オゾン層変動のモニタリングデータとオゾン層変動機構の解明のためのデータを国内外に提供する。
  3. 内分泌かく乱化学物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理
      内分泌かく乱化学物質及びダイオキシン類の総合的対策をより高度に実施するため、(i)高感度・迅速分析技術、(ii)環境動態、(iii)ヒト及び生態系への影響、(iv)処理技術、(v)未知の関連物質、(vi)モニタリングデータ、環境動態、影響評価等の情報を統合化する情報管理・予測システム、の検討を行い、リスク評価と管理の手法を開発する。
  4. 生物多様性の減少機構の解明と保全
      生息地の劣化(縮小・分断)により影響を受ける生物の地理的分布の把握、局所生態系と種の多様性の関係の解明等を行うことにより、多様性保全上重要な地域の抽出、生息地の劣化による影響の予測及び対策の提言を行う。また、侵入生物(含む遺伝子組換え生物)による生物多様性への影響について、侵入経路、分布拡大、遺伝的攪乱の現状把握、影響評価手法の開発を行う。
  5. 東アジアの流域圏における生態系機能のモデル化と持続可能な環境管理
      東アジア、特に中国における流域圏が持つ生態系機能について、日中共同で衛星の受信局を設置して東アジアの観測ネットワークを構築し、科学的に観測・把握する。生態系機能に基づく流域環境管理モデルを開発し、生態系機能の劣化・修復の予測手法を開発するとともに、環境負荷の削減、開発計画の見直し、環境修復技術の適用等持続可能な環境管理計画を提言する。
  6. 大気中微小粒子状物質(PM2.5)・ディーゼル排気粒子(DEP)等の大気中粒子状物質の動態解明と影響評価
      国際的に関心が高まっているDEP等を含むPM2.5を中心とした大気中粒子状物質の発生源特性や環境動態を明らかにし、発生源と環境濃度との関連性を把握する。これとともにPM2.5・DEPの一般住民への曝露量を推計し、健康影響と環境濃度の関連性を検討する。また、影響評価に資するため、動物実験を中心とした毒性評価研究を行い知見を集積する。

(3) 研究の構成

ア.重点特別研究プロジェクト

重点研究分野のうち、社会的要請も強く、研究の観点からも大きな課題を有している下記の研究を重点特別研究プロジェクトとして実施する。
  研究の実施に当たっては、5年間を継続期間とするプロジェクトグループを編成し、研究の方向及び到達目標を別紙2のとおり設定し、重点的に予算配分を行い、その達成を図る。
  なお、当該期間中に新たなニーズが生じた場合には、重点特別研究プロジェクトについて、追加も含め機動的な調整を行う。

  1. 地球温暖化の影響評価と対策効果
    • 炭素循環と吸収源変動要因の解明
    • 統合評価モデルを用いた地球温暖化のシナリオ分析とアジアを中心とした総合的対策研究
  2. 成層圏オゾン層変動のモニタリングと機構解明
  3. 内分泌かく乱化学物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理
    • 内分泌かく乱化学物質の総合的対策に関する研究
    • ダイオキシン類の総合的対策の高度化に関する研究
  4. 生物多様性の減少機構の解明と保全
  5. 東アジアの流域圏における生態系機能のモデル化と持続可能な環境管理
  6. 大気中微小粒子状物質(PM2.5)・ディーゼル排気粒子(DEP)等の大気中粒子状物質の動態解明と影響評価

5年間の業務実績

重点特別研究プロジェクトの各課題については、中期計画で示された研究の方向に沿って実施した。研究成果の概要は、別添資料2のとおりである。18年5月に開催された外部研究評価委員会での第1期中期目標期間(13〜17年度)の事後評価は、以下のとおり5点満点で、平均評点が3.6〜4.8点であり、高い評価が得られたと考えている。

  外部研究評価委員会による
事後評価の平均評点
(1)地球温暖化の影響評価と対策効果プロジェクト 4.8
(2)成層圏オゾン層変動のモニタリングと機構解明プロジェクト 4.3
(3)内分泌かく乱化学物質及び化学物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理プロジェクト 4.0
(4)生物多様性の減少機構の解明と保全プロジェクト 3.6
(5)東アジアの流域圏における生態系機能のモデル化と持続可能な環境管理プロジェクト 3.8
(6)大気中微小粒子状物質(PM2.5)ディーゼル排気粒子(DEP)等の大気中粒子状物質の動態解明と影響評価プロジェクト 3.9

自己評価

外部研究評価の結果も全体として高い評価を得ており、中期計画で示された到達目標を着実に達成し、質の高い成果を得ることができたと考えている。


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