2-1-(5)-1.研究成果の普及
個々の研究者による学会誌、専門誌等での誌上発表や関連学会、ワークショップ等での口頭発表を奨励する。
広報・成果普及業務の着実な実施を図るため、所内の広報委員会において業務計画の策定等を行うとともに、下記により研究成果の幅広い普及に努める。
- 研究情報誌「環境儀」の発行など、わかりやすい研究成果報告書の作成
- 研究成果のインターネットでの提供
- 研究所年報(和文、英文)の作成
- 研究成果発表会の東京及び京都での開催
- テーマに応じたシンポジウム、ワークショップ等の開催又はそれらへの参加
15年度計画の位置づけ
中期目標の数値目標の達成のために研究成果の誌上・口頭発表を積極的に進める。また、広報・成果普及業務の計画的かつ着実な実施を図るための実施体制を確立するとともに、様々な媒体を利用して積極的な成果の普及を行う。
業務の実績
1.研究成果の誌上・口頭発表
- 15年度の研究成果の誌上・口頭発表件数は、以下のとおりである。
| 誌上発表件数 | 口頭発表件数 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 和文 | 欧文 | 計 | 国内 | 国外 | 計 | |
| 13年度 | 227件 (80件) |
310件 (254件) |
537件 (334件) |
756件 | 185件 | 941件 |
| 14年度 | 289件 (105件) |
271件 (228件) |
560件 (333件) |
773件 | 184件 | 957件 |
| 15年度 | 345件 (106件) |
287件 (242件) |
632件 (348件) |
955件 | 198件 | 1,153件 |
15年度の実績は、平成8年度から平成12年度までの年間平均値(誌上480件,口頭765件)のそれぞれ1.32倍、1.51倍に相当し、「中期目標期間中の誌上発表件数、口頭発表件数をそれぞれ8年度から12年度までの合計件数の1割増を目指す」という目標の達成に向けて、着実な成果をあげた。(資料43)
2.広報及び研究成果の普及
- 研究所の広報及び成果普及活動を、円滑かつ着実に実施するため、広報委員会において、「平成15年度広報・成果普及関係業務計画」を策定した。
- 15年度においても、研究所の研究成果等を刊行する際の刊行規程に基づき、報告書等を刊行した。(資料44)
- 研究成果をリライトし国民各層に分かりやすく普及するための研究情報誌「環境儀」については、15年度において以下の4号を発行した(各4,000部)。また14年度の読者向けアンケート調査結果を踏まえ、専門的な用語についてはコラムやメモ欄を使って、さらに理解しやすいよう編集に工夫を凝らした。
- 第8号(4月)「黄砂研究最前線−科学的観測手法で黄砂の流れを遡る」
- 第9号(7月)「湖沼のエコシステム−持続可能な利用と保全をめざして」
- 第10号(10月)「オゾン層変動の機構解明−宇宙から探る 地球の大気を探る」
- 第11号(1月)「持続可能な交通への道−環境負荷の少ない乗り物の普及をめざして」
- 国立環境研究所公開シンポジウム2003「環境研究、次の一手」を、東京メルパルクホールで開催(平成15年6月18日)するとともに、15年度は初めて関西(京都リサーチパーク)でも開催(同6月25日)し、それぞれ895名、237名の参加をいただいた。同シンポジウムでは、研究所の研究成果等に関する7つの講演と22テーマのポスターセッションを行った。また、講演内容の分かりやすさ等についてアンケートを実施した。
「公開シンポジウム東京会場(H15.618)の様子」
- 「海洋表層二酸化炭素分圧観測−データ統合とデータベース構築に関するワークショップ−」(つくば)、「生物多様性・生態系保全と京都メカニズムに関する国際シンポジウム及び国際ワークショップ」(東京)など、各種シンポジウム、ワークショップ等を開催した。(資料45)
関連資料
- このリンクはPDFデータにリンクします(資料43)誌上・口頭発表件数等 [PDF:82KB]
- このリンクはPDFデータにリンクします(資料44)平成15年度国立環境研究所刊行物一覧 [PDF:17KB]
- このリンクはPDFデータにリンクします(資料45)ワークショップ等の開催状況 [PDF:18KB]
自己評価と今後の対応
研究成果の誌上発表数及び口頭発表数については、過去5年間の平均をそれぞれ23%、32%上回り、中期目標の達成に向けて着実に成果を上げている。今後ともこの傾向が維持できるよう努める。
研究成果を国民各層に分かりやすく発信する試みである研究情報誌「環境儀」については、幅広いテーマを取り上げ、15年度までに11号を刊行した。さらに理解しやすい工夫を重ね、研究所の顔となる刊行物として充実を図ることとする。
15年度の公開シンポジウムは、東京及び関西(京都)の2ヶ所で開催したが、両会場ともほぼ満員の入りであり、一般の人々から高い関心が示されるとともに、講演内容についても高い評価が得られた。16年度においても、研究所の研究成果の発信の場として、内容に工夫を加えながら実施する。
