(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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キショウブ

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基本情報
和名 キショウブ

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キショウブ
分類群 維管束植物 単子葉植物 アヤメ科
(Iridaceae, Asparagales, Liliopsida, Magnoliophyta)
学名 Iris pseudacorus
英名等 Water flag, Yellow flag, Yellowflag iris
自然分布 ヨーロッパ~西アジア
形態 多年生の抽水植物.高さ0.5~1.2m,葉は2列に並び,剣状で幅2~3cm,両面に隆起した偽中央脈があり,基部は2片に割れ,たがいに抱き合う.茎は途中で少数の枝を分け,枝上に1~2個の鮮黄色の花をつけ,花は大きなボート形の2包葉に抱かれる.外花被片は3個,大型で先が垂れ,基部が細い.内花被片は3個,小型で直立.子房下位.雄ずい3個.交配品種が多数あり,淡黄色花,白花,八重咲き,斑入葉などがある.染色体数2n=24,30,32,34.
生息環境 湖沼,溜池,河川,水路,湿った畑地,林縁
温度選好性:温帯
繁殖生態 繁殖期:花期は初夏.
生態的特性 日当たりの良い水湿地を好む.水中の窒素,リン,塩類の吸収性に優れている.丈夫な植物.
侵入情報
国内移入分布 ほぼ全国 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 観賞用として導入
侵入年代 明治時代
影響 在来種,畑作物との競合,在来のアヤメ属との交雑
影響を受ける在来生物:在来の水生植物,農作物(競合).在来アヤメ属(交雑).在来アヤメ属にはRDB種が複数含まれる.
法的扱い 移入規制種(佐賀県 環境の保全と創造に関する条例)
防除方法 抜き取り
問題点等 情報整理中
海外移入分布 南北アメリカ,北アフリカ,ニュージーランドに分布
備考
日本の侵略的外来種ワースト100 指定種.外来生物法で要注意外来生物に指定された.
水辺に生育し美しい花を咲かせる植物なので,「ビオトープ創出」等のために利用される事が多い.
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