(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
  1. 侵入生物データベース >
  2. 日本の外来生物 >
  3. 維管束植物 >
  4. オオアワガエリ

オオアワガエリ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 オオアワガエリ, チモシー, キヌイトソウ

クリックすると拡大画像が表示されます

オオアワガエリ
分類群 維管束植物 単子葉植物 イネ科
(Poaceae, Poales, Liliopsida, Magnoliophyta)
学名 Phleum pratense
英名等 Timothy
自然分布 ヨーロッパ
形態 多年草.無毛.茎は高さ0.5~1m.葉身は長さ15~60cm,幅4~9mm,ややざらつく.花序は直立,円柱形で長さ3~15cm,幅4~7mm,淡緑色で小穂を密生.小穂は扁平,ほとんど無柄,長さ3~3.5mm,1小花からなる.染色体数多くの栽培品種がある.2n=28,42.
生息環境 畑地,樹園地,路傍,荒地,河川敷,牧草地
温度選好性:温帯.寒冷な気候に強い.
繁殖生態 繁殖期:6~8月
両性花,風媒花.頴果(種子生産量は多い,4年以上)は風,雨,動物,人間などにより伝播.根茎により繁殖.
生態的特性 冷涼で多湿の気候を好み,肥沃な日当たりの良い所を好む.酸性土壌に耐え,耐寒性がある.
侵入情報
国内移入分布 ほぼ全国.北方・高地に多い. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 牧草として導入
侵入年代 1874年に北海道に試植
影響 在来種(霧ヶ峰などの亜高山帯まで含む),畑作物との競合.他種の虫,菌の寄主.花粉症の原因.
影響を受ける在来生物:在来植物,農作物
法的扱い 要注意外来生物(外来生物法)
防除方法 抜き取り,刈り取り
問題点等 情報整理中
海外移入分布 アジア,オセアニア,南北アメリカで牧草として栽培
備考
外来生物法で要注意外来生物に指定された.
基本・侵入情報 参考資料リスト