(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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アオウオ

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基本情報
和名 アオウオ (写真なし)
分類群 硬骨魚綱 コイ目 コイ科
(Cyprinidae, Cypriniformes, Actinopterygii)
学名 Mylopharyngodon piceus
英名等 Black carp, Black chinese roach
自然分布 大陸中国の黒竜江流域から松花江流域を経てベトナム北部の河川まで
形態 最大級で全長1.3~1.4m体重30~38.5kg.全長50~100cm.体は細く,少し側扁する.頭部の背縁はいくぶんとがる.口を長く伸ばすことができ,口ひげはない.咽頭歯は1列で,左右不対象である.歯は大きくて短く,臼歯状となる.側線は完全で,腹鰭の上方でわずかに湾曲し尾柄の真ん中までのびる.体色は全体に青黒く,背面はやや濃く,腹部は灰白色を帯びる.
生息環境 温水帯の広い河川や湖沼を好んで生息.ソウギョより底生性.
温度選好性:水温20~30℃
繁殖生態 繁殖期:5~8月
生態的特性 食性:幼魚期は動物プランクトンの技角類を主に摂食する.稚魚期は底生動物でトンボの幼虫,ユスリカ幼虫およびコケムシの生殖胞,軟体動物のグロキディウムの幼生などを摂取する.成魚では巻き貝,ミジンコ,淡水産イガイ,マシジミ等.
侵入情報
国内移入分布 霞ヶ浦・北浦,利根川・江戸川水系では繁殖が確認されており,石狩川(北海道),榛名湖(群馬県),岡山県河川では放流された個体が生息している. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 大陸中国
侵入経路 ソウギョ種苗に混入してきたと言われている.
侵入年代 1878~1943年.霞ヶ浦への定着は1956年に確認された.
影響 不明
法的扱い 要注意外来生物(外来生物法)
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 ベトナム,トルクメニスタン,ウズベキスタン,米国,メキシコ,キューバ,アルメニア,ブルガリア等
備考
外来生物法で要注意外来生物に指定された.
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