(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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オオタナゴ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 オオタナゴ

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オオタナゴ
分類群 硬骨魚綱 コイ目 コイ科
(Cyprinidae, Cypriniformes, Actinopterygii)
学名 Acheilognathus macropterus
英名等
自然分布 ロシア沿海地方,中国,朝鮮半島,ベトナム北部
形態 全長20cm.在来のタナゴ類より大型.雌雄ともに婚姻色が不明瞭.
生息環境 平野部の池や河川の淀み.霞ヶ浦では沿岸~沖合までいるが,冬は水深4m程度の場所で越冬している.
繁殖生態 繁殖期:4-8月
淡水産二枚貝の胎内に産卵するが,国内で産卵している貝の種不明.
生態的特性 食性:雑食性と思われる.
侵入情報
国内移入分布 茨城県霞ヶ浦、北浦.千葉県、東京都、埼玉県、栃木県の利根川水系 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
詳細マップはこちら
移入元 大陸中国
侵入経路 不明だが,ペット由来,種苗に混入,真珠養殖用二枚貝(ヒレイケチョウガイ等)への混入などといわれる.
侵入年代 2001年頃に霞ヶ浦で初確認.1999年にはすでに繁殖していたと考えられている.北浦では,2003年頃から.
影響 在来タナゴ類との産卵母貝をめぐる競合,交雑のおそれあり.
影響を受ける在来生物:在来タナゴ類
法的扱い 特定外来生物(外来生物法)
指定外来種(滋賀県 ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例).
防除方法 池干し
問題点等 情報整理中
海外移入分布 なし.
備考
令和5(2023)年度 環境省「特定外来生物の市町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査の結果は,市町村単位の分布地図※及び一覧(下記URL)にて参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/category.html
※都道府県単位の分布地図は,学術誌や記事,通報などをもとに,標本や画像データを確認して作成されたものである. 市町村単位の分布地図は,自治体へのアンケートをもとに作成されたものである. 従って,両者の分布情報が一致しない部分がある.
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