表1 平成10年度国立環境研究所における科学技術庁関係研究一覧
I.科学技術振興調整費
( 予算額:672,949千円)
総合研究
( 予算額:160,181千円)
○生殖系列細胞を用いた稀少動物種の維持・増殖法に関する研究
代表者:高橋慎司(地域G ) (平10−12 予算額:6,743千円)
1. 生殖系列細胞を用いた個体作出法の開発研究
移植法による子孫個体の作成に関する研究
(2)鳥類での子孫個体繁殖率の向上に関する遺伝的解析
○植物の環境応答と形態形成の相互調節ネットワークの解明に関する研究
代表者:佐治 光(生物) (平9 −11 予算額:6,600千円)
1. 植物の環境応答ネットワークに関する研究
環境ストレス応答・耐性の分子機構
(5)大気汚染ガスによる障害発生及び耐性の分子機構
○高精度の地球変動予測のための並列ソフトウェア開発に関する研究
代表者:江守正多(大気) (平10−12 予算額:5,125千円)
1. 高精度の大気海洋変動予測のための並列ソフトウェア開発に関する研究
全球・領域気候モデルの並列処理環境におけるネスティング技術に関する研究
○炭素循環に関するグローバルマッピングとその高度化に関する国際共同研究
代表者:柴田康行(化学) (平9FS 平10−12 予算額:12,948千円)
炭素循環と一次生産および関連諸量に関する研究
e.気候変動の一次生産および関連諸量への影響評価に関する研究
ア. 西オーストラリアにおける研究(名古屋大学大気水圏科学研究所へ一部委託)
A湿地域における二酸化炭素吸収量推定手法の高度化に関する研究
代表者:山形与志樹(社会) (平9FS 平10−12 予算額:8,983千円)
○バイカル湖の湖底泥を用いる長期環境変動の解析に関する国際共同研究
代表者:柴田康行(化学) (第II 期 平10 −11 予算額:13,078千円)
2. 堆積年代測定に関する研究
14C 加速器質量分析法の応用に関する研究(名古屋大学年代測定資料研究センターに委託)
10Be 加速器質量分析法及び古地磁気堆積年代推定法の併用による1 千万年年代測定に関する研究
1. 掘削手法および現場測定に関する研究
代表者:河合崇欣(化学) (第II 期 平10 −11 予算額:65,075千円)
掘削手法に関する研究
6. 総合解析及びデータベース構築に関する研究
代表者:河合崇欣/功刀正行(化学) (第II 期 平10 −11 予算額:9,822千円)
総合解析及びバイカルデータベース運用に関する研究
4. 化学的手法による環境変動解析に関する研究
代表者:高松武次郎(水土壌) (第II 期 平10 −11 予算額:6,320千円)
無機元素及び生元素安定同位体測定による環境変動解析の研究(名古屋大学に委託)
○成層圏の変動とその気候に及ぼす影響に関する国際共同研究
代表者:横内陽子(化学) (第II 期 平10 −11 予算額:7,736千円)
2. 成層圏の素過程の研究と大気微量成分の変動解明
成層圏の素過程に関する研究
A成層圏オゾンに影響を及ぼす臭化メチル等の起源と動態に関する調査研究
2. 成層圏の素過程の研究と大気微量成分の変動解明
代表者:秋吉英治(地球G ) (第II 期 平10 −11 予算額:4,465千円)
成層圏の大気微量成分の変動に関する研究
(2)光化学モデルを用いた成層圏オゾンの長期変動の研究(東京大学気候システムセンターに委託)
3. 成層圏変動の気候への影響に関する解析及びモデルを用いた研究
代表者:神沢 博(大気) (第II 期 平10 −11 予算額:7,002千円)
衛星データ等を用いた解析研究
(1)衛星データ等の解析による極渦構造の変動メカニズム解明(福井県立大学に委託)
○物質関連データ(生体影響,食品分析,表面分析)のデータベース化に関する調査研究
1. 生体影響物質データのデータベース化に関する研究化学物質の生体影響データベース
代表者:中杉修身(化学) (平9 −10 予算額:6,284千円)
(1)化学物質の生体影響を解析・予測するためのデータ統合に関する研究ア.生体に悪影響を与える環境汚染に伴う化学物質のデータベース化に関する研究
生活・社会基盤研究
( 予算額:366,691千円)
○内分泌撹乱物質による生殖への影響とその作用機構に関する研究
代表者:白石寛明(化学) (平10 −12 予算額:10,984千円)
1. 内分泌撹乱物質の計測手法及び評価手法の開発
内分泌撹乱物質の高感度分析手法の開発及びそれを用いた環境中濃度の把握
(1)内分泌撹乱物質の高感度分析手法の開発と環境中濃度の把握
1. 内分泌撹乱物質の計測手法及び評価手法の開発
代表者:白石寛明(化学) (平10 −12 予算額:22,466千円)
内分泌撹乱物質の評価手法の開発
(4)魚等の生物に対する内分泌撹乱作用の生物検定法の開発(九州大学農学部,北海道大学水産学部に一部委託)
1. 内分泌撹乱物質の計測手法及び評価手法の開発
代表者:森田昌敏(地域G ) (平10 −12 予算額:11,103千円)
内分泌撹乱物質の計測手法及び評価手法の開発
(6)内分泌撹乱物質の情報科学的研究
3. 生物界における内分泌撹乱物質の実態の解明に関する研究
代表者:森田昌敏/堀口敏宏(地域G ) (平10 −12 予算額:8,848千円)
野生生物等における内分泌撹乱の実態の解明
(1)淡水水生生物における内分泌撹乱の実態の解明(横浜市立大学理学部に委託)
3. 生物界における内分泌撹乱物質の実態の解明に関する研究
代表者:森田昌敏(地域G ) (平10 −12 予算額:33,492千円)ヒトにおける内分泌撹乱の実態の解明
(1)性腺・精巣組織における内分泌撹乱の実態の解明(一部,東京大学医学部,帝京大学医学部,京都大学医学部,自治医科大学医学部,産業医科大学医学部に委託)
2. 内分泌撹乱の発現メカニズムの解明に関する研究
代表者:曽根秀子(地域G ) (平10 −12 予算額:38,648千円)分子レベルでの内分泌撹乱の発現メカニズムの解明
(1)性ホルモンレセプターと融合する化学物質の内分泌撹乱の発現メカニズム(一部,横浜市立大学理学部,長崎大学環境科学部,東京大学医学部,埼玉県立がんセンター研究所に委託)
2. 内分泌撹乱の発現メカニズムの解明に関する研究
代表者:遠山千春(健康) (平10 −12 予算額:8,833千円)
(3)内分泌撹乱物質による器官形成不全の解明
2. 内分泌撹乱の発現メカニズムの解明に関する研究
代表者:堀口敏宏(地域G ) (平10 −12 予算額:5,491千円)
分子レベルでの内分泌撹乱の発現メカニズムの解明
(4)巻貝の性転換の機構の解明
3. 生物界における内分泌撹乱物質の実態の解明に関する研究
代表者:堀口敏宏(地域G) (平10 −12 予算額:8,747千円)
野生生物等における内分泌撹乱の実態の解明
(3)巻貝等における内分泌撹乱の実態の解明 代表者:柴田康行(化学) (平10 −12 予算額:23,246千円)
(4)長寿命生物における内分泌撹乱の実態の解明.(愛媛大学農学部,北海道大学水産学部,山階鳥類研究所,北海道立衛生研究所に委託)
○スギ花粉症克服に向けた総合研究
代表者:新田裕史(地域G ) (平9 −11 予算額:10,885千円)
(3)スギ花粉症とアトピー性疾患等内的環境の関連に関する研究(昭和大学医学部に委託)
3 )医療経済に関する研究(昭和大学医学部に委託予定)
1. スギ花粉症の発症・増悪メカニズムの解明に関する研究
代表者:新田裕史(地域G ) (平9 −11 予算額:8,560千円)
修飾因子の解析および検証に関する研究
(1)修飾因子の疫学的解析(自治医科大学に委託予定)
3. スギ花粉の生産と飛散予報法の高度化に関する研究
代表者:新田裕史(地域G ) (平9 −11 予算額:8,825千円)
生活環境中でのスギ花粉の曝露評価と計測技術
(3)花粉飛散量の計測に関する研究
1. スギ花粉症の発症・増悪メカニズムの解明に関する研究
代表者:藤巻秀和(健康) (平9 −11 予算額:8,547千円)
修飾因子の解析及び検証に関する研究
(2)修飾因子の実験的検証
○高齢化社会に向けた食品機能の総合的解析とその生活者ニーズ対応研究
代表者:嵯峨井勝(地域G ) (平9 −11 予算額:12,135千円)
抗酸化成分の体内動態と作用に関する研究
(2)臓器内生物ラジカルの計測と食品成分による消去作用の解析
○環境と資源の持続的利用に資する資源循環型エコシステムの構築に関する研究
代表者:稲森悠平(地域G ) (平10 −12 予算額:30,060千円)
3. 家庭排水由来の有機物資源の有効利用等による流域負荷低減技術に関する研究
家庭排水の高度簡易処理技術の開発に関する研究
(1)窒素・リン・COD 等の簡易モニタリングと資源リサイクル高度処理システムの開発に関する研究
3. 家庭排水由来の有機物資源の有効利用等による流域負荷低減技術に関する研究
代表者:稲森悠平(地域G ) (平10 −12 予算額:11,437千円)
家庭排水の高度簡易処理技術の開発に関する研究
(2)高効率吸着固定化担体を用いた硝化・脱窒単槽システムの開発に関する研究(筑波大学に委託)
3. 家庭排水由来の有機物資源の有効利用等による流域負荷低減技術に関する研究
代表者:稲森悠平(地域G ) (平10 −12 予算額:39,098千円)
家庭排水の高度簡易処理技術の開発に関する研究
(3)高度簡易コンパクトプロトタイプ浄化槽のモデル地域設置における性能実証評価解析に関する研究((社)型式浄化槽協会に委託)
3. 家庭排水由来の有機物資源の有効利用等による流域負荷低減技術に関する研究
代表者:稲森悠平(地域G ) (平10 −12 予算額:17,885千円)
農業および畜産からの負荷削減技術に関する研究
(1)高濃度畜産由来有機廃棄物等の好気発酵技術の最適手法開発に関する研究(東北大学大学院工学研究科に委託)
4. 資源循環型エコシステムの適用・評価に関する研究市民参加による流域管理システムの活用と改善効果に関する研究(島根
代表者:稲森悠平(地域G ) (平10 −12 予算額:9,080千円)
○日常生活における快適な睡眠の確保に関する総合研究
代表者:兜 眞徳(地域G ) (平8 −10 予算額:6,260千円)
生体リズムの睡眠・覚醒調節作用に関する研究
(1)環境ストレスによる生体リズムへの影響と感受性の個体差の解明
生体リズムの睡眠・覚醒調節作用に関する研究
代表者:兜 眞徳(地域G ) (平8 −10 予算額:9,054千円)
(2)環境光調節による生体リズム調節法に関する研究
生体リズムの睡眠・覚醒調節作用に関する研究
代表者:兜 眞徳(地域G ) (平8 −10 予算額:6,912千円)
(3)季節による生体リズムの変化と感情や食行動の季節性変動に関する研究
生体リズムの睡眠・覚醒調節作用に関する研究
代表者:兜 眞徳(地域G ) (平8 −10 予算額:8,313千円)
(4)人間の生体リズム機構の解明
知的基盤整備推進制度
(予算額:5,789千円)
○生物系研究資材のデータベース開発に関する総合的研究
代表者:稲森悠平(地域G ) (平9 −13 予算額:5,789千円)
研究資材データベースの共有化・効率化に関する研究
原生動物及び微小後生動物のデータベース構築に関する研究
重点基礎研究
( 予算額:50,948千円)
○環境中ダイオキシンの疫学予備研究
代表者:本田 靖/吉川麻衣子(健康) ( 平10 予算額:9,744千円)
○霞ヶ浦における南米産ペヘレイの侵入による湖内生態系撹乱に関する研究
代表者:春日清一(地域G )) ( 平10 予算額:7,712千円)
○生物の生存限界域における環境適応性に関する研究
代表者:名取俊樹(生物) ( 平10 予算額:7,352千円)
○森林生態系の多様性の指標化とデ−タベース化に関する基礎研究
代表者:畠山史郎(地球C ) ( 平10 予算額:6,707千円)
○大気中のイオウ同位体比の迅速分析法に関する研究
代表者:向井人史(地球G ) ( 平10 予算額:6,305千円)
○バックグランド大気の酸素/窒素比の変動を検出する分析手法法確立のための研究
代表者:遠嶋康徳(大気) ( 平10 予算額:7,265千円)
○水質浄化機能に果たすエコトンの役割に関する研究
代表者:徐 開欽(水土壌) ( 平10 予算額:5,863千円)
国際共同研究総合推進制度
( 予算額:89,340千円)
1 . 国際研究交流促進
( 予算額:17,714千円)
(1 )国際研究交流育成
○セシウム-137 高濃縮性Rhdococcus 属細菌の育種改良に関する交流育成南アフリカ
代表者:冨岡典子(水土壌) ( 平10 予算額:555千円)
(2 )ワークショップ
○加速器質量分析法の新展開 英国
代表者:柴田康行(化学)) ( 平10 予算額:8,152千円)
○BICER/BDP&DIWPA 合同,バイカルに関する国際シンポジウム ロシア
代表者:河合崇欣(化学)) ( 平10 予算額:9,007千円)
2 . 国際共同研究
( 予算額:71,626千円)
(1 )二国間型
( 予算額:46,226千円)
○N 2 O ,CH 4 等地球温暖化ガスの土壌・湿地帯等を活用したエコエンジニアリング制御システムの開発 中国
代表者:稲森悠平(地域G ) ( 平10 予算額:6,239千円)
○先端産業関連物質の健康影響に関する共同研究 韓国
代表者:平野靖史郎(地域G ) ( 平10 予算額:4,624千円)
○大気環境汚染物質による肺障害評価 フランス
代表者:平野靖史郎(地域G ) ( 平10 予算額:4,801千円)
○環境標準試料の作製と評価 中国
代表者:西川雅高(地域G ) ( 平10 予算額:3,716千円)
○環境大気およびフレーム中の中間生成体に関する研究 フランス
代表者:藤井敏博(化学) ( 平10 予算額:6,190千円)
○超音速分子線の質量分析法に関する研究 ブラジル
代表者:藤井敏博(化学) ( 平10 予算額:5,406千円)
○遺伝子工学を用いた環境汚染物質の生体影響評価手法の開発に関する研究
代表者:佐藤雅彦(健康) ( 平10 予算額:3,973千円)
○大気環境変動が作物および野生植物に及ぼす影響に関する研究 英国
代表者:清水英幸(生物) ( 平10 予算額:5,489千円)
○衛星からのオゾン層の観測に関する共同研究 フランス
代表者:笹野泰弘(地球G ) ( 平10 予算額:5,788千円)
(2 )多国間型
( 予算額:25,400千円)
○アジア地域の微生物研究ネットワークに関する研究
代表者:渡辺 信(生物) (第II 期 平10 −11 予算額:10,100千円)
4. 微生物の種の多様性及び系統保存ネットワークの構築に関する研究
自然環境に生息する微生物の種の多様性に関する研究
(1)微細藻類の種の多様性と系統
2. 環境保全微生物の機能開発と育種に関する研究
代表者:彼谷邦光(化学) (第II 期 平10 −11 予算額:7,000千円)
自然環境に影響を及ぼす微生物の機能御技術の開発
(1)有毒微細藻類の増殖制御と毒素分解微生物の機能制御技術の開発
4. 微生物の種の多様性及び系統保存ネットワークの構築に関する研究
代表者:広木幹也(生物圏) (第II 期 平10 −11 予算額:8,300千円)
系統保存ネットワークの構築に関する研究
(1)微細藻類の系統保存とデータベースの構築
U.国立機関原子力試験研究費
(予算額:68,875千円)
○環境有害物質が雄性生殖機能に及ぼす影響評価に関する研究
代表者:米元純三(地域G ) (第II 期 平10 −14 予算額:9,740千円)
○富栄養化が水圏生態系における有害藻類の増殖および気候変動気体の代謝に及ぼす影響に関する研究
代表者:稲森悠平(地域G ) (第II 期 平10 −14 予算額:10,446千円)
○放射線障害防止に必要な経費
代表者:土井妙子(水土壌) (第II 期 平10,11 予算額:7,176千円)
○環境化学物質に対するバイオエフェクトセンサーの開発
代表者:持立克身(健康) (第II 期 平7 −11 予算額:11,904千円)
○GC-AMS:加速器による生体中,環境中微量成分の超高感度追跡手法の開発(継続:平成9 〜13 年度)
代表者:柴田康行(化学) (第II 期 平9 −13 予算額:14,451千円)
○大気汚染物質の生体影響機構の解明と耐性植物の作出に関する研究
代表者:中嶋信美(地域G ) (第II 期 平6 −10 予算額:7,351千円)
○西シベリア大低地から発生するメタンの起源同定のための計測技術の開発に関する研究
代表者:井上 元(地球C ) (第II 期 平6 −10 予算額:7,807千円)
V.海洋開発及地球科学技術調査研究促進費
(予算額:27,998千円)
地球科学技術調査研究
(予算額:21,095千円)
○地球温暖化に影響を及ぼす原因の解明に関する研究
代表者:杉本伸夫(大気) (平2 −11 予算額:12,815千円)
地球温暖化の原因物質の全球的挙動と影響等に関する観測研究
I .大気微量気体とエアロゾルの濃度・組成の長期変動に関する観測研究
1. エアロゾルの大気中濃度・組成の長期変動に関する観測研究
陸上からの観測研究
○アジアモンスーンとエルニーニョ南方振動(ENSO)が気候変動に与える影響に関する研究
代表者:高藪 縁(大気) (平6 −10 予算額:8,280千円)
エルニーニョ南方振動(ENSO)の機構解明とその影響に関する研究
ENSO の影響に関する研究
ア)ENSO に伴う熱帯対流活動の変化に関する研究
地球環境遠隔探査技術等の研究
○2. 大気化学観測技術の研究
代表者:鈴木 睦/中島英彰(地球G ) (平8 −10 予算額:6,903千円)
月掩蔽法大気周縁分光計に関する研究