記者発表 2008年10月21日

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生態影響に関する化学物質審査規制/試験法セミナーの開催について
(お知らせ)
(筑波研究学園都市記者会・環境省記者クラブ同時発表)

平成20年10月21日(火)
環境省環境保健部企画課化学物質審査室
    直通:03−5521−8253
  代表:03−3581−3351
    室長 戸田英作(内線6309)
    補佐 木野修宏(内線6324)
    担当 末次貴志子(内線6329)
独立行政法人国立環境研究所
  環境リスク研究センター
  直通:029−850−2654
    センター長 白石寛明


環境省と独立行政法人国立環境研究所は、平成20年11月26日(水)(東京)及び12月9日(火)(大阪)に「生態影響に関する化学物質審査規制/試験法セミナー」を開催します。

環境省と独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究センターでは、平成15年度から毎年度、生態毒性試験法等に関するセミナーを開催してきました。本年度は、化審法改正に向けた検討状況を含む化学物質審査規制に関する国内外の動向及び生態毒性試験に関する技術的事項について、東京と大阪の2か所で開催いたします。

多数の皆様の御参加をお待ちしています。

※予想を上回る参加申込みを頂いたため、東京会場の開催場所を変更しました。なお、大阪会場の変更はありません。詳細は下記URLをご参照下さい。

http://www.nies.go.jp/risk/seminar/seminar2008/index.html

(平成20年11月7日)

1.開催の趣旨

化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(以下「化審法」という。)については、平成15年の改正化審法附則において施行後5年を目途に見直すこととされている。これを受け、平成20年1月より中央環境審議会等において現行制度における課題の明確化と対応策について検討が行われ、10月23日に開催される第3回化審法見直し合同審議会において、これまでの審議を受けた報告書案がとりまとめられることとなっている。また、国際的な化学物質規制の動向も大きく変化しており、例えばEUにおいてREACH規則が昨年6月から段階的に施行されており、今年6月からは予備登録が開始されるとともに、その後の化学物質の安全性評価のためのガイダンスも作成されている。このような国内外の動向を踏まえ、国際調和を図りつつ、2020年までに化学物質を人健康や環境への影響を最小化する方法で生産・消費するという世界共通の目標達成に向けた取組を推進していくこととしている。

独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究センターにおいては、平成15年度から毎年度「生態毒性試験法セミナー」等を開催し、改正化審法に基づく生態毒性試験に関する技術情報の発信等を行ってきた。一昨年度からは環境省との共催として講演内容を拡充し、国内外の化学物質審査規制も内容に加えた「生態影響に関する化学物質審査規制/試験法セミナー」として開催している。本年度もこれまでと同様の形式とし、東京と大阪で開催することとする(プログラム内容は両会場とも同一)。

2.セミナーの概要

セミナーは二部から成り、第1部(化学物質審査規制に関する国内外の動向)では、化学物質の製造・輸入・使用に携わる事業者や国民等、幅広い皆様を対象に、

(1) 化学物質審査規制法の見直しについて

(2) 海外の化学物質管理の動向について

について講演を行う。

第2部(生態毒性試験及び生態毒性QSARに関する事項)では、主に化学物質審査規制法に基づく届出を行う事業者や生態毒性試験実施機関を対象とし、

(3) 化学物質GLP(動植物毒性試験)に関する動向について

(4) 試験困難物質の試験実施に係る技術的事項

(5) 生態毒性QSARモデル「KATE」Web版の解説とスタンドアロン版の公開

について講演を行う。

3.開催の概要

名 称 : 生態影響に関する化学物質審査規制/試験法セミナー

<東京会場>

日  時 平成20年11月26日(水)13:30〜17:00(入場受付は13:00開始)
場  所 ※予想を上回る参加申込みを頂いたため、東京会場の開催場所を変更しました。なお、大阪会場の変更はありません。(平成20年11月7日)
(財)日本科学技術振興財団 科学技術館 サイエンスホール
〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2-1
http://www.jsf.or.jp/map/
当日主催者受付:03-3212-8448
定  員 406名

<大阪会場>

日  時 平成20年12月9日(火)13:30〜17:00(入場受付は13:00開始)
場  所 新梅田研修センター 新館3階303ホール
〒553-0003 大阪市福島区福島6-22-20
http://www.temmacenter.com/shin_umeda/access.html
定  員 180名

参加費 : 無料

申 込 : 次のいずれかの方法による。(締切り:平成20年11月19日(水)。ただし、締切り前に定員に達したときは、以後の申込みを受け付けないことがある。)

(1) 独立行政法人国立環境研究所ウェブサイトからの申込み http://www.nies.go.jp/risk/seminar/seminar2008/index.htmlにアクセスし、ウェブサイト上から参加申込みフォームに必要事項を入力し、送信する。

(2) 電子メールによる申込み
(1)による申込みができない場合は、『氏名、ふりがな、所属、電話番号、メールアドレス、参加希望(東京又は大阪)』を明記の上、件名を『セミナー参加申込み』として、 kashinho-seminar2008@nies.go.jpに送信する。

主  催 : 環境省及び独立行政法人国立環境研究所(協力 日本環境毒性学会)

事務局 : 独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究センター
担当 松崎、蓮沼(電話:029-850-2654・2653、FAX:029-850-2920)

4.プログラム(予定)

※プログラムの内容に変更はありません

時 間 内  容 講演者等
13:00〜 受付
13:30〜13:35 開会挨拶 環境省
【第1部】 化学物質審査規制に関する国内外の動向
13:35〜14:25 化学物質審査規制法の見直しについて 戸田  英作
環境省環境保健部化学物質審査室
14:25〜14:55 海外の化学物質管理の動向について 川原  和三(東京会場)
江藤 千純(大阪会場)
(財)化学物質評価研究機構
14:55〜15:10 休憩
【第2部】 生態毒性QSAR及び生態毒性試験に関する事項
15:10〜15:30 化学物質GLP(動植物毒性試験)に関する動向について 木野  修宏(東京会場)
高木 恒輝(大阪会場)
環境省環境保健部化学物質審査室
15:30〜16:00 試験困難物質の試験実施に係る技術的事項 斎藤  穂高
(株)三菱化学安全科学研究所横浜研究所
16:00〜16:40 生態毒性QSARモデル「KATE」Web版の解説とスタンドアロン版の公開 白石  寛明
(独)国立環境研究所環境リスク研究センター
吉岡 義正(東京会場のみ)
大分大学教育福祉科学部
16:40〜16:55 総合質疑
16:55〜17:00 閉会挨拶 (独)国立環境研究所

*各講演には質疑応答が含まれます。
*プログラムの内容及び講演者は予告なく変更になることがあります。御了承ください。