ファクトはどれだ!?
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1 / 問目
日本の2010年度の微小粒子状物質(PM2.5)濃度の観測値の全国平均は15.1 µg/m3でした。
それから10年後の2020年度における全国平均濃度はどのくらいでしょうか?
[注:2010, 2020年度ともに住宅地等の一般的な環境での値を想定しています]
- 10 µg/m3
- 15 µg/m3
- 20 µg/m3
みごと!正解!
ざんねん!不正解!
正解はAの10 µg/m3
報道などで時折話題になることもあり、PM2.5濃度は増加していると思っている方も多いですが、実はここ10年でも全体的には改善がみられています。
ただし、いまだ濃度が高い地域や時期もあり、PM2.5対策は現在も重要な取り組みと言えます。
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2022年5月の日本の乗用車販売台数に占めるハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などの電動車の割合はどのくらいでしょうか?
- 30%
- 50%
- 80%
みごと!正解!
ざんねん!不正解!
正解はBの50%
2008年ごろに立てた2020年目標の50%に少し遅れて到達。ほとんどがハイブリッド車です。
2035年までに新車のすべてを電気自動車にするには、相当急ぐ必要があります。
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2010年に採択された「愛知目標*」では、世界の生物多様性を守るために、陸地の17%を保護地域などにすることが2020年までの目標とされてきました。それでは、2021年5月時点での保護地域の割合は約何%でしょうか?
[*愛知目標とは、2010年に愛知県で開催された生物多様性条約第10回締約国会議で採択された、「生物多様性を保全するための戦略計画2011-2020」の中核をなす世界目標です]
- 3%
- 10%
- 17%
みごと!正解!
ざんねん!不正解!
正解はCの17%
実際の数字は16.6%であり、保護地域等の面積は世界全体で2000年に比べておよそ5割増加し、2020年の目標をほぼ達成することができました。2030年に向けては、30%へのさらなる増加が目標とされています。
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産業革命前に比べて、現在までに地球の平均気温は約1℃上昇しました。
では産業革命前には平均して50年に1回発生していたような極端な高温の日 については、現在では平均して50年に約何回発生するようになっているでしょうか?
- 2.5回
- 5回
- 15回
みごと!正解!
ざんねん!不正解!
正解はBの5回
現時点で既に約5倍の頻度で起こるようになっています。もし平均気温の上昇が1.5℃になると約8倍、2℃になると約14倍、4℃になると約40倍の頻度で起こると予想されています。
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日本全国における休日の自動車の利用率は約何%でしょうか?
なお、ここでいう利用率とは、全交通手段での移動数のうち、自動車を利用した移動数の割合をいいます。
- 30%
- 45%
- 60%
みごと!正解!
ざんねん!不正解!
正解はCの60%
意外と高いと思われるかもしれませんが、全国的に休日は環境負荷の高い自動車の利用が多くなっています。ちなみに、Aの30%は平日の三大都市圏での自動車利用率、Bの45%は平日の全国での自動車利用率です。
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関東地方のマンションに住んでいる平均的な家庭で、次のうち最も年間のCO2排出量が多いエネルギー消費の用途はどれでしょうか?
[注:電力消費により発電所から排出されたCO2も含みます]
- 冷房
- 暖房
- 給湯
みごと!正解!
ざんねん!不正解!
正解はCの給湯
冷房や暖房の利用によるCO2排出量が多いことはよく知られていますが、実はもっと多いのは給湯(風呂・シャワーなど)の利用によるCO2排出量です。
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日本の1人あたりの年間温室効果ガス排出量はどれくらいでしょうか?
- 約1トン
- 約5トン
- 約10トン
みごと!正解!
ざんねん!不正解!
正解はCの約10トン
ガスの排出量の重さと言われてもピンとこないかもしれませんが、1人あたりでも約10トンもの大量の排出となっています。
ちなみに2020年度の日本の温室効果ガス総排出量は11億5,000万トン(CO2換算)、日本の総人口は1億2538万人です。
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石油など全てを合わせたエネルギー消費において、工場やお店、自動車なども含めたエネルギー消費量の総量のうち、住宅(家庭部門)での消費が占める割合は約17%です。
では、電力のエネルギー消費に限った場合には、家庭部門での消費が占める割合はどれくらいになるでしょうか?
- 10%
- 30%
- 50%
みごと!正解!
ざんねん!不正解!
正解はBの約30%
家庭部門は他の部門と比較して電力を使う割合が大きく、家庭部門では節電などの電力に関する取り組みがより重要になります。
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世界の農地面積のうち、家畜や家畜向けの飼料を育てるのに使われているのは、何パーセントでしょうか?
- 33%
- 55%
- 77%
みごと!正解!
ざんねん!不正解!
正解はCの77%
地球上の居住可能な土地(1億平方㎞)の半分が農地、さらにその約8割(4000万平方㎞)が家畜やその飼料向けに使われています。
これらの家畜向けの土地利用を減らし森林などに替えていくと、温室効果ガスの削減や生物多様性の向上につながります。
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東京とニューヨークを飛行機(エコノミークラス)で往復すると、1人当たり約何㎏のCO2を排出するでしょうか?
- 9㎏
- 90㎏
- 900㎏
みごと!正解!
ざんねん!不正解!
正解はCの900㎏
片道約1万㎞のフライトで一機あたり約100tのCO2が排出されます。
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生活の中でのエネルギーの使い方には地域によっても大きな違いがあることが知られています。
冬季でも1週間に平均3.5回程度しか浴槽に湯をはらないのは、どの地域でしょうか?
- 北海道
- 九州
- 沖縄
みごと!正解!
ざんねん!不正解!
正解はAの北海道
寒い地域なので冬こそ湯をはって温まるイメージがありますが、寒い地域の方は汗もかかないことからお風呂に入らない選択をすることも多いそうです。
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冷媒フロンは、大きな温室効果を持ったガスです。
例えば10年前に購入した家庭用ルームエアコンを廃棄する際に、エアコン中の冷媒フロン(HCFC-22約1㎏)を回収せずに大気中に放出してしまった場合、その温室効果をCO2排出量に換算したらどのくらいの量になるでしょうか?
[注:距離換算は燃費15㎞/Lのガソリン自動車で計算したものです]
- 自動車が500㎞程度走行したときのCO2排出量と同じ(だいたい、東京から大阪への片道の距離)
- 自動車が5,000㎞程度走行したときのCO2排出量と同じ(だいたい、東京と大阪を5往復する距離)
- 自動車が10,000km程度走行したときのCO2排出量と同じ(だいたい、東京と大阪を10往復する距離)
みごと!正解!
ざんねん!不正解!
正解はCの10,000km程度走行したときのCO2排出量と同じ
冷媒フロンの温室効果は非常に大きいので、しっかりと回収することが大切です。
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