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筑波研究学園都市の景観変化のタイトル画像
写真のサンプル
ここに収録する映像は、筑波研究学園都市の同一地点のほぼ同じ季節、時刻における1980年頃と1991年、2006年、2021年を示しています。 景観の変化は多様であり、10〜15年前と同じ地点であることを確認するためには、地図だけではなく、 映像等の資料がなければ分からない場所もあります。 例えば、樹木の成長による眺望の阻害、日陰の形成、緑葉による修景、美しい花による美化、年数を経ることによる構造物の表面の変化、 建物や道路の開通による社会活動の変化などを示してくれます。
景観の変化は予測がつきにくいものです。 景観変化を調べることは、景観計画に有効な景観要素を明かにできる可能性があります。 この都市は、平坦な原野に建設されました。 このような地形条件では、構築物や植栽によって景観変化が如実に表われます。 これからの研究の参考資料として、つくば市に定めた70地点における、 26年間(のちに41年間)の変化をまとめました。
幾つかの地点は、1993年6月16日、つくば研究支援センターの協力で、被験者31人による評価を得ました。 この時点では、好ましい変化が多かったようです。 つくばエクスプレスの開業、都市の発展と共に構造物が増加し、人間活動も増え、多様に なってきました。 今まで有った良いつくばの景観はどのようなものであったでしょうか。 これからのつくばに必要な景観はどんなものか、考える必要があります。 人々が居住環境として求める景観を都市計画により整備する時期が来ています。
※なお、「筑波研究学園都市の景観変化の記録(1980, 1991, 2006)」は、青木陽二名誉研究員によるものです(1979年度撮影:笹谷康之先生)。 これを松橋啓介が引き継ぎ、原作者の許可を得て、新たに2021年の写真(撮影:志賀薫)を追加することで、本ページ「筑波研究学園都市の景観変化の記録(1980, 1991, 2006, 2021)」を作成しました。
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国立環境研究所
社会システム領域
松橋 啓介
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