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【開催報告】令和7年度 里海づくりシンポジウム「未来へつなぐ里海の知と実践」を開催しました
令和7年度 里海づくりシンポジウム「未来へつなぐ里海の知と実践」
環境省との共催で、令和7年度 里海づくりシンポジウム「未来へつなぐ里海の知と実践」を2026年1月30日に難波御堂筋ホールにて開催しました。会場にはほぼ満席の約124名の方が出席され、オンラインでは130名が参加されました。
里海づくりシンポジウムの趣旨とは?
里海づくりシンポジウムは、環境省が推進する戦略的「令和の里海づくり」基盤構築支援事業の活動と、環境研究総合推進費S-23による科学的知見を融合し、地域での実践と研究成果の相乗効果を図るという目的のもとで開催されました。さらに、一般市民や若手研究者、自治体関係者との対話を通じて、持続可能な里海づくりの未来像を共創するという取り組みもなされました。
地域実践
里海づくりシンポジウムでは、環境省による開会あいさつで趣旨が会場に共有された後、戦略的「令和の里海づくり」基盤構築支援事業の実施団体から、事例報告がなされました。各団体の地元の目に映っている海の現状について、また地元で上がっている要望や問題点について共有されました。
S-23の紹介
続いて、S-23プロジェクトの研究紹介が行われました。まずはプロジェクトリーダーの東による研究の概要説明です。いろんな努力のおかげで海は以前よりきれいになっているにもかかわらず生き物は減ったままであること、このことに加えさらに気候変動や水温の上昇によって新たな課題も生まれているというプロジェクトの背景や、S-23で開発するデジタルツインを里海づくりの効果や影響を予測するツールとして活用していただきたいことなどが、わかりやすく説明されました。
その後、S-23の研究紹介が4つなされました。研究をシンプルに、単純明快な切り口で伝える工夫がされたタイトルが並びました。
テーマ3サブテーマ3リーダーの遠藤は「港湾海域から考える大阪湾の里海づくりー海岸構造物を生かした生息場のつながりー」、
テーマ2リーダーの金谷は「ベントスが語る、海の中のこと」、
テーマ4リーダーの相馬は「水環境から食物網へー豊かな海を支える生態系構造を考えるー」、
テーマ1サブテーマ4リーダー古川は「ステークホルダーが主役の里海づくりを目指して」というものです。
デジタルツインの開発を支えるそれぞれの研究について、研究者でなくても理解できることばで、わかりやすく説明されました。出席者たちも真剣な眼差しで聞き入ります。
クロストーク
研究者や、里海事業実施団体の代表者や企業などの関係者がもう一度壇上に上がって意見を交換するクロストークでは、研究者の見解や目線と、実際に現場で活動されている方々との積極的な意見交換がなされ、現場の疑問や思いが共有される貴重な機会となりました。
今回の趣旨である研究者と現場の声との融合が、最も展開されたプログラムでした。
ポスターセッション
S-23の研究に関するポスターが計12枚展示され、ポスターセッションが行われました。それぞれのポスターの前で質問に答えたり説明したり、出席者と研究者との間で活発なやり取りが行われました。
ポスターについて詳しくは開催案内ページ参照
表彰式
「令和の里海づくりポスターデザインコンペティション」の表彰式がありました。
環境省が推進する戦略的「令和の里海づくり」基盤構築支援事業に選定された団体が取り組む「令和の里海づくり」のテーマごとに優秀賞が選出されたもので、受賞者には優秀賞(環境大臣賞)が授与されました。会場には受賞作品、さらに市民団体の活動に関するポスターの展示もあり、賑わいを見せていました。受賞者の嬉しそうで誇らしげな笑顔と共にシンポジウムは幕を閉じました。
参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。
受賞された皆さん、おめでとうございます!とても素晴らしい作品でした。
写真 志賀 薫(国立環境研究所)

