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発電(はつでん)をしたり、車を動かしたり、家を冷暖房(れいだんぼう)したりするためには、石油や石炭、天然(てんねん)ガスなどの燃料(ねんりょう)を使います。このようにエネルギーを作り出すもともとの資源(しげん)を一次エネルギーと呼んでいます。
日本でいちばん使われている一次エネルギーは石油で、その割合(わりあい)は2003年度ではおよそ50%です。次に石炭(20.1%)、天然ガス(14.3%)、原子力(9.4%)、水力(3.7%)の順になっています。
50年くらい前には、石炭、水力、石油の順でしたが、その後、石油が安く輸入(ゆにゅう)できるようになって、一時は4分の3以上を石油にたよっていました。ところが、いまから30年くらい前に、「石油ショック」がおこりました。中東地域(ちゅうとうちいき)の戦争(せんそう)がきっかけとなって石油の輸入(ゆにゅう)が一時ストップしたのです。
それ以来、できるだけ石油だけにたよらないようにしようと、天然ガスや原子力のエネルギーを利用する割合が高くなってきました。 |
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