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木は私たちの生活に欠かせない材料(ざいりょう)になっています。その一つが木材として建物や家具の材料になります。もう一つは、紙の原料(げんりょう)です。
紙の原料は、森林(しんりん)で育った木や枝や葉、樹皮(じゅひ)を取りのぞいたものや建築(けんちく)材料に使う木材を取ったあとのくずが中心になっています。
これらをチップという細かくくだいた木ぎれにして、さらにチップを煮(に)たり薬品(やくひん)でとかしたりしてパルプという繊維(せんい)にします。
このパルプから紙が作られるのです。ですから、必ずしも木がまるごと紙になるのではありません。
だいたい3.4立方メートルのチップから、1トンの紙ができます。実際(じっさい)には、紙の原料の半分以上は、リサイクルした古紙(こし)が使われています。
古紙の回収率(かいしゅうりつ)は、だんだん高くなっていますが、それでも、紙を作るために多くの森が伐採(ばっさい)されていることも事実(じじつ)です。
紙をむだに使うことがないように、気をつけたいものです。 |
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