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いったいこの地球に、どのくらいの種類の生き物がいるのでしょうか? じつはその答えは、はっきりしていません。学者によって500万種という人もいれば、5000万種という人もいます。
地球が誕生したのがおよそ46億(おく)年前、はじめて生き物が誕生したのがおよそ40億年前といわれています。地球にいるすべての動物や植物は、そのときに誕生した生き物から、枝分かれして、ずっと命をつなぎながら進化して、今の形になったものです。
しかし、およそ6500万年前に、恐竜(きょうりゅう)が絶滅(ぜつめつ)したように、生き物が絶滅するのは、地球の歴史(れきし)の中でくりかえし起きてきたことも事実(じじつ)です。ところが、いま問題になっている生き物の絶滅は、これまでになかったくらいすさまじい勢(いきお)いなのです。世界資源(しげん)研究所は、1990〜2020年の間に、全世界の生物種の5〜15%が絶滅すると警告(けいこく)しています。
かりに1000万種の生き物がいるとすると、毎年、1万7000〜5万種が絶滅していくことになります。もしそうだとすると、毎日47〜137種が地球から姿を消していることになります。 |
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