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ホーム > 国立環境研究所について > 研究所基本文書 > 中期目標に係る事業報告書 > 2-3-(3)-1. 研究成果の国民への普及・還元

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(3) 社会貢献の推進

国環研の研究成果の国民への普及・還元を通じて、社会に貢献するよう努める。具体的には成果発表会・公開シンポジウムの開催(年1回以上)、一般の国民を対象とした見学会の積極的な実施と対応及び普及啓発、並びに各種のシンポジウム、ワークショップ等の実施や参画を通じた成果の分かりやすい説明及び環境教育活動への取組を一層進める。

(3) 社会貢献の推進

国環研の研究成果の国民への普及・還元を通じて、社会に貢献するよう努める。具体的には、以下の取組を推進する。

① 研究成果の国民への普及・還元

環境問題に対して、科学的に解明されている範囲を分かりやすく説明することにより社会における情報不足に対する不安を取り除くとともに、現状で最良と考えられる解決策を提示する。

ア.公開シンポジウム(研究成果発表会)、研究施設公開の実施 公開シンポジウムと研究施設公開を実施し、最新の研究成果について、研究者から直接市民にメッセージを発信する(年間各2回実施)。

イ.各種イベント、プログラムへの参画

(ア)シンポジウム、ワークショップ等の開催又はそれらへの参加に努める。

(イ)若い世代に環境研究の面白さを伝えるための各種プログラムに積極的に参画する。

(ウ)環境省とも連携し、環境保全を広く国民に訴えるイベントに積極的に参画する。

ウ.研究所視察者・見学者の対応

(ア)つくば本部内の見学コースを設置し、増大する見学対応の要望にこたえる。

(イ)常設展示室等を含め、国環研来所者に対する研究成果の解説手法の充実を更に検討する。

5年間の業務実績

(1)研究所の研究成果を公開シンポジウムの開催等と通じて、わかりやすく国民への普及・還元を図った。

具体的には、公開シンポジウムは毎年6月に、東京と京都で開催しているが、20年度においては環境・気候変動が議題の一つになった洞爺湖サミット開催地である北海道(札幌)で時期に見合った場所での開催や、当日の様子をビデオ配信するなど、多くの国民が研究所の研究成果に関心を持ってもらえるよう工夫した。またシンポジウム参加者にアンケートを実施し、次のプログラム構成に活かすとともに、講演に用いた資料等については、ホームページに掲載するなど、フォローアップも行った。

研究施設公開に関しては、4月と7月での公開の内容を変えることを試みた。具体的には4月の公開は高校生以上を対象とした講演会や研究紹介等を中心に行い、7月の公開は子どもから大人までの全てを対象に、講演や研究施設の説明だけでなく体験型イベントや環境学習的な展示等、研究所の全ユニットをあげた公開を行った。また、今まで以上に公共交通機関を利用した来所を推進するため、駅からの無料バス等の運行の強化を行った。

(2)各種のイベント、プログラムへの参加に関しては、国立環境研究所セミナーin沖縄を、那覇において開催し、沖縄地域においても研究成果の普及に努めるとともに、その他のシンポジウム、ワークショップについても主催、参加を積極的に行った。また、つくば市が主催し、主に小中学生を対象とした、つくば科学フェスティバルや環境省が主催するエコライフフェア等へも参加しており、広く国民への研究成果の普及に努めた。

(3)見学者の受け入れについては、できるだけ多くのニーズに対応するとともに、対応者の負担軽減を図り、より一層の効率化を進めるために、パネル等の展示スペースの設置、施設見学用のパンフレット、DVD、パネル、展示物等の整備、改善を進めた。

自己評価

公開シンポジウムについては、毎年、東京及び京都(札幌)の2ヶ所で開催し、毎年平均800名程度の参加申込があり、高い関心が示されるとともに、講演内容についても高い評価が得られた。

研究施設公開については、関係機関への協力依頼、マスメディアへの積極的なPR等、事前の広報活動を強化するとともに、4月と7月での公開の内容を変えることにより、関心層の明確化を図った公開を行い、多くの市民に目的意識をもって来場してもらうことができた。また無料送迎バスや公共交通機関を利用した来所の周知徹底を図ることにより、環境に配慮したイベントとして、大きな成果をあげたと考えている。

各種イベントへの参画についても、研究成果を多くの機会に知ってもらうことができ、広く国民へ普及ができたと考えている。

見学者については、事前に関心のある施設、研究内容を聴取し、目的意識を持って研究施設等、実際に見てもらうことにより、より研究活動内容の理解度を深めてもらうことに努め、研究成果の普及に成果があったと考えている。

このように、研究成果の普及・還元については、順調に進展しており、中期計画の目標を達成することができたと考えている。

第3期中期目標期間においても、公開シンポジウム、一般公開等を通じて、研究所の研究成果を分かりやすい言葉を用いて国民に伝えるよう努める。


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