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2-2(2)環境国勢データ地理情報システム(環境GIS)整備運用業務

全国の大気環境監視データ集計値及び公共用水域水質データ集計値についてデータベース化を進める一方、これらのデータを地域ごとに地図やグラフ表示を行い可視化するとともに、地形図や規制図等の地理情報と重ね合わせ表示を行うなど、生活に密着した身近な地域環境に関する情報として、国民が理解しやすく利用しやすい形に加工し、インターネットを通じて提供する。また、自動車交通騒音など、より生活密着型の地域測定データの追加について、検討を進める。

14年度計画の位置づけ

中期計画の目標のうち、14年度においては、データの集積量の多い大気環境情報監視データ集計値及び公共用水域水質データについて、データベース化を進めるとともにGISを利用した提供を行う。

また、GIS技術等を活用した各種環境情報の提供に関する環境省からの受託等業務についても積極的に取り組む。

業務の実績

1.情報関連業務の実施状況

  • 「環境省国土空間データ基盤整備等実施計画」に基づき、同計画で規定される第1類型(各種指定・規制図データ)を15種類、第2類型(環境質測定データ)を2種類、データベース化するとともに、GISによるこれらのデータの重ね合わせ表示のできるウェブGISシステム(環境GIS)を開発した。
画像:「環境GIS」のトップページ

「環境GIS」のトップページ

画像:「環境GIS」のデータ重ね合わせ、測定データの表・グラフ表示の例

「環境GIS」のデータ重ね合わせ、測定データの表・グラフ表示の例

  • 平成13年度に開始した試験運用を踏まえた改善を加え、平成14年9月に本格運用を開始した。
  • 上記の第1類型、第2類型のデータの他、平成14年度においては次の2つの測定データを追加掲載した。
    • 水質汚濁物質排出量総合調査(平成10年度実施)による集計値
    • 瀬戸内海環境管理基本調査(底質調査)(平成3年度〜6年度実施)による測定データ
  • 環境省から次の3件の業務の委託・請負を受け、システムの基本設計や基本的なプログラムの開発など、それぞれの業務を適切に実施した。特に、既に運用を開始している下記(2)(通称「そらまめ君」)については、携帯電話からアクセスする機能を追加するなどの改善を加えた結果、平成14年度における総アクセス件数は11,000,000件にのぼっている。また、同業務の一環として、年度末には「環境省花粉観測システム」の試験運用を開始した。
    1. 水質環境総合管理情報システムの開発
    2. 大気汚染物質広域監視システム表示系管理
    3. 大気生活環境総合管理システムの開発

自己評価と今後の対応

平成13年度に試験運用を開始した環境GISは、改善を加え平成14年9月に本格運用を開始した。また、第2類型のデータ項目として、過去に行われた2つの調査結果のデータも追加掲載した。今後も、中期計画における記載も踏まえた整備を進めることとしている。

環境省からの受託等業務については、「大気汚染物質広域監視システム」の通常運用と機能強化を行うとともに、その他の業務については本格システムの構築に向けたプロトタイプの作成を行うなど、所内研究者のアドバイス等も得ながら、着実に推進している。今後も、各システム作りに向けて、プログラム作成などの専門的かつ定型的な業務については、引き続きアウトソースの活用を図りながら、システム全体の設計構想のとりまとめなど、環境省の要求と国民のニーズを満足するシステム構築の基幹的な役割を環境情報センターが担っていくこととする。


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