(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
  1. 侵入生物データベース >
  2. 日本の外来生物 >
  3. 維管束植物 >
  4. メリケンガヤツリ

メリケンガヤツリ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 メリケンガヤツリ (写真なし)
分類群 維管束植物 単子葉植物 カヤツリグサ科
(Cyperaceae, Poales, Liliopsida, Magnoliophyta)
学名 Cyperus eragrostis
英名等 Tall flatsedge
自然分布 熱帯アメリカ
形態 多年草.茎は束生し,太くて高さ30~100cm.断面は三角.根茎は短くて目立たない.茎の基部の葉のうち2~3個は葉鞘のみで紫色を帯びる.葉身のある葉は茎とほぼ同長,幅4~8mm,縁はざらつき,基部は葉鞘となり茎を包む.総苞片は4~7個,花序より長いものもある.花序の枝は数個~10個以上,1~~10cm,頂部に多数の小穂が休憩に集まる.小穂は扁平,長さ10~~15~,幅3~,淡黄緑色~緑白色,10対程度の小花が2列に並ぶ.小花の鱗片は長さ2mm,中央部はやや厚く,緑色~黄緑色,へりは膜状で背部で2つ折りとなる.雌ずいは3花柱あり,果実(痩果)は倒卵形,3稜あり,長さ1mm,ほぼ平滑.
生息環境 畑地,河川敷,溝,湿地,造成地など.日当たりがよく,土壌の湿った場所を好む.
温度選好性:温帯~熱帯
繁殖生態 繁殖期:6~11月
生態的特性 情報整理中
侵入情報
国内移入分布 関東以西~沖縄,小笠原. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 不明
侵入年代 初記録は1959年の三重県.神奈川で1980年代に確認.1990年代後半に分布拡大.
影響 在来の湿性植物との競合.海外では,イネ・ダイズの農耕地雑草,水路の通水障害など.
影響を受ける在来生物:在来の湿性植物,農作物など
法的扱い 要注意外来生物(外来生物法)
防除方法 除草剤散布.侵入初期には手作業で除去(再生しないよう,根茎を除去).
農耕地では耕種的防除(抵抗性品種の栽培)も.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 アジア,オーストラリア,ヨーロッパ,南北アメリカの熱帯~暖温帯
備考
基本・侵入情報 参考資料リスト