基本・侵入情報 | 参考資料リスト |
基本情報 | ||
和名 | ハリエニシダ | (写真なし) |
分類群 | 維管束植物 双子葉・離弁花類 マメ科 (Fabaceae, Fabales, Magnoliopsida, Magnoliophyta) | |
学名 | Ulex europaeus | |
英名等 | Common gorse | |
自然分布 | 西ヨーロッパ~イタリア | |
形態 | 常緑低木.高さ0.6~2m.枝を広げ,小枝は緑色で稜があり,稜間に灰色~赤褐色の微毛.幼時の葉は3~5小葉からなるが生長すると刺に変わる.枝の先端は長さ12~25mmの刺になる.葉笨と茎の先端に長さ2~2.5cmの黄色い蝶形花をつける.果実(豆果)長さ10~20mm,密な毛に覆われる.種子長さ2.5~3mm. | |
生息環境 | 牧草地,低木林,樹園地,海岸,荒地,水路,湿地.日当たりの良い場所を好む. | |
繁殖生態 | 繁殖期:花期は初春と秋 種子生産数は多い.根茎で栄養繁殖もする. | |
生態的特性 | 種子は土壌中で長く生存.萌芽で盛んに再生する. |
侵入情報 | ||
国内移入分布 | 神奈川,和歌山,島根,四国に定着 |
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません |
移入元 | 不明 | |
侵入経路 | 日本には観賞用に導入された. | |
侵入年代 | 1886年に東京の小石川植物園で栽培されていた.野外への定着は,1950年の横浜が最初. | |
影響 | 在来植物・栽培植物・牧草などと競合.窒素固定により土壌の質を変化させる.油分を多く含み,火事になりやすい. 影響を受ける在来生物:在来植物,栽培植物,牧草など | |
法的扱い | 要注意外来生物(外来生物法),世界の侵略的外来種ワースト100 指定種 | |
防除方法 | 実生・若木は手作業で抜き取る(刺のため困難).実生の先端を切除して乾燥させる.火入れ(埋土種子が発芽するため,数回行う必要あり).除草剤.天敵導入(ヤギ,昆虫,菌類).等 | |
問題点等 | 情報整理中 | |
海外移入分布 | 中国,インドネシア,スリランカ,スペイン,ポーランド,オーストラリア,ニュージーランド,米国,カナダ,コスタリカ,ペルー,ウルグアイ,フォークランド,セントヘレナ,モーリシャス,レユニオン等 |
備考 |
要注意外来生物(外来生物法),世界の侵略的外来種ワースト100
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