(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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オオキバナカタバミ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 オオキバナカタバミ, キイロハナカタバミ

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オオキバナカタバミ
分類群 維管束植物 双子葉・離弁花類 カタバミ科
(Oxalidaceae, Geraniales, Magnoliopsida, Magnoliophyta)
学名 Oxalis pes-caprae
英名等 Buttercup oxalis, Bermuda buttercup
自然分布 南アフリカ
形態 多年草.地上茎は無く,株元に多くの鱗茎を作ってふえる.葉はすべて根生,ほぼ無毛,3小葉からなり,小葉はわずかに光沢があって紫褐色の斑点が散在することで,他のカタバミ類と区別可能.花茎の頂部に直径1.5~3cm,黄色の花が1~5個つく.がく片は5個,淡緑色で細い腺毛がある.花弁は5個,脈は目立たない.雄ずい10個,やくは橙黄色,花糸は外側の5個が短い.子房にまばらな毛があり,花柱は5個,基部で外側に曲がり,淡緑色の柱頭を花糸の間からのばす.
生息環境 市街地,道端,
温度選好性:温帯
繁殖生態 繁殖期:花期は春.
風媒花,虫媒花.主に栄養繁殖.根部の鱗茎が分離して増える.
生態的特性 日当たりの良い空き地や.
侵入情報
国内移入分布 本州中部以南 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 観賞用に意図的に導入されたものが野外に逸脱.
侵入年代 明治中期以降,1961年に鹿児島県で定着が確認された.
影響 在来春植物とニッチを競合.鱗茎から栄養繁殖するため土壌の移動により広がる.一度定着するとはびこる
影響を受ける在来生物:在来の春の植物
法的扱い 特になし
防除方法 抜き取り,刈り取り(鱗茎は地中に残る).花がきれいなため駆除されずに残りやすい点を注意する.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 世界各地で観賞用に栽培されている.
備考
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