(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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マルバフジバカマ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 マルバフジバカマ (写真なし)
分類群 維管束植物 双子葉・合弁花類 キク科
(Asteraceae, Asterales, Magnoliopsida, Magnoliophyta)
学名 Ageratina altissima
主なシノニム Eupatorium rugosum
英名等 White Snakeroot
自然分布 北アメリカ東部(温帯)
形態 多年草.太い根茎から数本の茎を直立させ,高さ30cm~100cm.茎は上部でよく分岐し,上部に短毛がある.葉は濃緑色で長さ15cm,幅9cmになる卵形,鋸歯があってややざらつき,2~5cmの柄があって対生.総苞は10個程度で1列に並び無毛.15~25個の白色の筒状花からなる頭状花序を多数つける.痩果には白色の冠毛がある.
生息環境 草地,市街地などの撹乱地のみならず林地にも侵入可能.
温度選好性:温帯
繁殖生態 繁殖期:10月ごろ
頭状花,虫媒花.耐陰性があるため林内でも繁殖可能.秋に白い筒状花を20程咲かせる.
生態的特性 耐陰性があるため森林域にも入り込む性質がある.
侵入情報
国内移入分布 最初に定着確認されたのは神奈川県箱根(1916年).現在,北海道~近畿にかけて,まれに市街地などで見られる. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 観賞用に意図的移入
侵入年代 明治年間中期(明治29年)1896年に持ち込まれた.最初に定着確認されたのは1916年(大正5年)の箱根.
影響 市街地から森林を含めた幅広い在来種との競合(被陰,送粉者を奪う等).米国では乳牛が食べると牛乳に有毒成分が混入するため注意が必要.
影響を受ける在来生物:市街地~森林の植物.
法的扱い 特になし
防除方法 結実前の選択的抜き取り,刈り取り
問題点等 情報整理中
海外移入分布 韓国
備考
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