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ヤセウツボ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ヤセウツボ

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ヤセウツボ
分類群 維管束植物 双子葉・合弁花類 ハマウツボ科
(Orobanchaceae, Scrophulariales, Magnoliopsida, Magnoliophyta)
学名 Orobanche minor
英名等 Common broomrape ; Clover broomrape
自然分布 地中海沿岸
形態 一年草,無葉緑の寄生植物.全体に短い腺毛を持つ.茎は15~40cm,紫褐色,葉は鱗片状で先は細く尖り,無柄で茎を抱く.花(唇状花)は長さ12~15mm,上唇は先が凹み,下唇は3裂し中央の列片が最も大きくへりは波型に切れ込む.葉とほぼ同形の包葉の腋につき無柄.がくは正中線に沿って基部まで2裂,左右それぞれもやや深く2裂,先端は尖る.花冠は淡黄色で紫色の条や斑点がある.雄ずい4個,雌ずい1個,柱頭は大きい.原産地では変異が大きく分類が確立していない.
生息環境 畑地,牧草地,樹園地,路傍で,キク科・セリ科・マメ科など様々な植物に寄生.
温度選好性:寒帯~熱帯
繁殖生態 繁殖期:4,5月
両性花.果(動物の胃中でも生存)は風,雨,動物,人間などにより伝播
生態的特性 土壌の種類は問わないが,湿地や窒素肥料が多い場所での生育は良くない.
侵入情報
国内移入分布 本州,四国 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 非意図的移入(牧草に混入)
侵入年代 1937年に千葉県で確認
影響 マメ科,セリ科,キク科などの在来種,牧草へ寄生し生長を抑制.
影響を受ける在来生物:マメ科,セリ科,キク科などの在来種,牧草など
法的扱い 外来生物法で要注意外来生物に指定された.
防除方法 抜き取り,刈り取り
問題点等 情報整理中
海外移入分布 ヨーロッパ,アフリカ,アジア,オセアニア,南北アメリカに分布
備考
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