基本情報 |
和名 |
オオフサモ, ヌマフサモ, スマフサモ, パロットフェザー |
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分類群 |
維管束植物 双子葉・離弁花類 アリノトウグサ科 (Haloragaceae, Haloragales, Magnoliopsida, Magnoliophyta) |
学名 |
Myriophyllum aquaticum |
英名等 |
Parrot’s Feather, Water-Feather, Brazilian watermilfoil |
自然分布 |
ブラジル |
形態 |
多年生の抽水植物.茎は円柱状で太さ4~6mm,泥中または水中で分岐しながらほふくして1m以上に達する.茎には多数の節があり,節から白色の糸状根を出し,10~30cmの水上茎を直立させて水面を覆う.水上茎には2~5cmで粉白色を帯びた緑青色の羽状葉が各節に3~7枚輪生.小葉片は長さ3~5mm,幅1mmで10~20対.葉の基部左右に白色短小の毛状托葉があり,若葉には微毛が粗生.水上茎の輪生葉の葉笨ごとに1個ずつ花をつける.雌花は円筒状,高さ2mmの白緑色の子房,柱頭周囲に角状の4がく片を持つが花弁は無い. 雌雄異株で日本国内に定着しているのは雌株のみ. |
生息環境 |
池沼,溜池,河川,水路など 温度選好性:暖温帯~熱帯 |
繁殖生態 |
繁殖期:5,6月 雌雄異株.日本では雌株のみで地下茎で栄養繁殖 |
生態的特性 |
おもに根茎で越冬するが,九州では地上部も完全に枯死することなく越冬し,クリーク雑草では最も早い3月中旬頃から生育を開始.閉鎖的なクリークで局部的に発生することが多い. |