(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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カラクサナズナ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 カラクサナズナ, カラクサガラシ, インチンナズナ

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カラクサナズナ
分類群 維管束植物 双子葉・離弁花類 アブラナ科
(Brassicaceae, Capparales, Magnoliopsida, Magnoliophyta)
学名 Coronopus didymus
英名等 Swinecress, Lesser swinecress, Bittercress, Swine wartcress
自然分布 ヨーロッパ
形態 一年草~越年草.悪臭を持つ.茎は基部より多分岐し,斜めに立って高さ10~20cm,淡緑色でやや光沢があり,無毛~白色の軟毛を散生.葉は1~2回羽状に裂ける.側裂片は3~6対.花序は根生または茎上の葉に対向してつく.花は径1mm余.がく4個,卵型で緑色.花弁は白色微小または欠く.雄ずい2個,子房は扁平で花柱はほとんどない.果実(短角)は2個の球を接した形を接した形で高さ1.5mm,上端はへこむ.各室に種子1個.果面に網目状の浅いくぼみ,裂開しない.染色体数2n=32
生息環境 畑地,樹園地,牧草地,路傍,溝,荒地
温度選好性:温帯~熱帯の高地
繁殖生態 繁殖期:花期は4~5月
両性花,虫媒花.短角果は風,動物,人間により伝播.
生態的特性 温暖で,湿った日当たりの良い,肥沃地を好む.踏みつけられた所にも生える.
侵入情報
国内移入分布 暖地に広く分布 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 非意図的移入
侵入年代 1899年小笠原で確認,1912年都内で確認
影響 在来種や畑作物との競合,飼料に混入すると牛乳が異常風味(苦み).菌の寄主.
影響を受ける在来生物:在来植物,農産物
法的扱い 特になし
防除方法 飼料畑ではイタリアンライグラスを2倍量で密植栽培
問題点等 情報整理中
海外移入分布 アフリカ,アジア,オセアニア,南北アメリカに分布
備考
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