(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ゴウシュウアリタソウ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ゴウシュウアリタソウ, コアリタソウ, ゴウシュウアカザ

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ゴウシュウアリタソウ
分類群 維管束植物 双子葉・離弁花類 アカザ科
(Chenopodiaceae, Caryophyllales, Magnoliopsida, Magnoliophyta)
学名 Chenopodium pumilio
主なシノニム Chenopodium carinatum
英名等 Tasmanian goosefoot, Green crumbweed
自然分布 オーストラリア
形態 一年草.茎は高さ15~40cm,根元から多数に分岐し,斜めまたは直立,多細胞の曲がった毛・腺毛を持つ.葉は長さ0.8~3cm,幅0.4~1.5cm,縁には3~4対の歯があり,やや厚く,上面はやや光沢を持ち,下面には黄色・有柄の線点がある.花は葉笨に密集,径4mmほどのかたまりとなり,がく5個,緑色,多肉で多細胞毛と腺点を散生,果時には果実を包む.種子は濃褐色,扁球形,径0.6mm.
生息環境 畑地,樹園地,牧草地,荒地
温度選好性:温帯~熱帯
繁殖生態 繁殖期:花期は夏
両性花.胞果は風,雨,動物により伝播.
生態的特性 日当たりの良い沃地を好む.
侵入情報
国内移入分布 日本全国に広く分布. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 非意図的移入.詳細不明
侵入年代 本州では,大阪(1933年),栃木(1938年)以来確認されている.北海道では1978年に報告
影響 在来種,畑作物,牧草との競合.特異な臭いがあり家畜に有毒.ジャガイモシストセンチュウの随伴
影響を受ける在来生物:在来植物,農産物,家畜など
法的扱い 植物防疫法により,アカザ属植物の生塊茎等の地下部は以下の地域からの輸入禁止(ジャガイモシストセンチュウ寄生のおそれ):
中央アジア・ヨーロッパ・中米の多く国,インド,イスラエル,アゼルバイジャン,アルメニア,グルジア,アルジェリア,オーストラリア,北米,アルゼンチン,ペルー,ボリビア
防除方法 抜き取り,刈り取り
問題点等 情報整理中
海外移入分布 アフリカ,南アメリカ,太平洋諸島に分布
備考
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