(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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カサネカンザシ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 カサネカンザシ (写真なし)
分類群 環形動物門 多毛綱 ケヤリムシ目 カンザシゴカイ科
(Serpulidae, Canalipalpata, Polychaeta, Annelida)
学名 Hydroides elegans
英名等
自然分布 不明.最も古い記載はオーストラリアから.
形態 体長20-40mm,白い石灰質の管(棲管)に住む.殻蓋の上部杯状体には両側に2-4個の棘を持つ花弁状棘がある.近縁種との識別は困難.
生息環境 内湾の人工物,カキ殻上など.
温度選好性:詳細不明だが,同属のエゾカサネカンザシより温暖な場所を好む.
繁殖生態 繁殖期:通年.
受精から一週間ほどで定着し,30-50日で成熟し,成熟後は月3回程度産卵.
生態的特性 低塩分への耐性があり,内湾域に広く分布しうる.
侵入情報
国内移入分布 本州・四国・九州沿岸,隠岐,奄美大島. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 オーストラリアと考えられている.
侵入経路 バラスト水への混入または船体への付着.
侵入年代 最も古い記録は1928年の和歌山の標本.1970年代までに太平洋岸に広く分布拡大.1980年代に日本海側にも分布拡大.
影響 カキ等との競合による養殖業への被害.汚損被害.
影響を受ける在来生物:カキ,アコヤガイなど
法的扱い 要注意外来生物(外来生物法).日本の侵略的外来種ワースト100 指定種.
防除方法 情報整理中
問題点等 近縁種との識別は困難.
海外移入分布 北米(カリフォルニア,メキシコ湾岸),アゾレス諸島,ギリシャ沿岸,ペルシャ湾岸,西太平洋
備考
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