侵入情報 |
国内移入分布 |
先島諸島,沖縄諸島,奄美諸島,小笠原諸島にかつて定着していたが,1986年までに根絶. |
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
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移入元 |
不明 |
侵入経路 |
不明 |
侵入年代 |
初記録は1919年の沖縄島(嘉手納)での確認だが,この時点ですでに沖縄県全域に侵入していたと考えられている.奄美諸島では1929年,小笠原諸島では1925年頃に確認された.その後,2002年に再度確認された(一斉防除により2003年までに根絶) |
影響 |
各種農産物を幼虫が食害. 影響を受ける在来生物:柑橘類,グァバ,マンゴー,パパイヤ,トマト等の果実 |
法的扱い |
本種および近縁種(ミカンコミバエ種群,Bactrocera dorsalis species complex)は検疫有害動物.また,ミカンコミバエ種群の発生地域からの柑橘類(一部例外あり),アセロラ,アボカド,アンズ,イチジク,インドメテング,イチゴ,オリーブ,カシューナッツ,ガジュマル,クロツグ,ゴレンシ,ザクロ,サントール,スモモ,タイヘイヨウグルミ,テリハボク,トマト,ナシ,ナツメヤシし, パパイヤ(一部例外あり),ビワ,ビンロウジュ, ブドウ(一部例外あり),モモ,モモタマナ,ヤマモモ,ランブータン, リュウガン,リンゴ,レイシ(一部例外あり),ワンピ,アカタネノキ属 (Bouea),カキ属 (Diospyros),コーヒーノキ属 (Coffea),トウガラシ属 (Capsicum),トケイソウ属 (Passiflora),ナス属 (Solanum),ナツメ属 (Ziziphus),ニンメンシ属 (Spondias),バンジロウ属 (Psidium),パンノキ属 (Artocarpus),バンレイシ属 (Annona),ヒロセレウス属 (Hylocereus)(一部例外あり),フクギ属 (Garcinia)(一部例外あり),フトモモ属 (Eugenia),マンゴウ属 (Mangifera)(一部例外あり),ランサ属 (Lansium)及びアカテツ科 (Sapotaceae)の生果実,成熟したバナナの生果実は輸入禁止(植物防疫法) |
防除方法 |
雄除去法(メチルオイゲノール(雄誘引剤)と殺虫剤を併用した誘殺板による)および不妊虫放飼法.沖縄県では約9年(1977~1985)かけて約26億円,延べ11万人,奄美諸島では約13年(1968~1980)かけて約10億円,延べ4万人,小笠原諸島では約10年(1975~1984)かけて約14億円,延べ4万人を投じて根絶.沖縄県と奄美では雄除去法,小笠原では雄除去法と不妊虫放飼法の併用で根絶された. |
問題点等 |
情報整理中 |
海外移入分布 |
ハワイ,ミクロネシア,仏領ポリネシアなど |