基本情報 |
和名 |
ギギ |
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分類群 |
硬骨魚綱 コイ目 ギギ科 (Bagridae, Siluriformes, Actinopterygii) |
学名 |
Pseudobagrus nudiceps |
英名等 |
Gigi |
自然分布 |
近畿地方以西の本州,四国の吉野川,仁淀川水系の中流域,九州の北東部 |
形態 |
全長30cm.日本産ギギ類中最も大型である.尾鰭後縁の切れ込みは深い.吻端から背鰭にかけて傾斜が大きく,ほかのギギに比べて吻がとがる.頭長比は3.3~4.5,体高比3.4~4.5,頭長に対する眼径の比は0.17~0.20.臀鰭の軟条数は16~26である.側線は完全.胸鰭の棘は前縁部と後縁部が鋸歯状で,後縁部の鋸歯はより鋭く大きい.体色は暗黄褐色および黒褐色で,ホルマリン漬け標本ではやや灰色がかった黒色になる. |
生息環境 |
湖沼や河川の中流域. |
繁殖生態 |
繁殖期:5~8月 石の下やその隙間に産卵する.卵は球形で,直径1.5~2.0mmであるが,産卵生態はよくわかっていない. |
生態的特性 |
昼間は石の下やヨシ場にひそみ,主に夜間に活動し摂餌する. 食性:雑食性であるが,底生動物や小魚を主に食っている. |