基本情報 |
和名 |
フクドジョウ |
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分類群 |
硬骨魚綱 コイ目 ドジョウ科 (Cobitidae, Cypriniformes, Actinopterygii) |
学名 |
Noemacheilus barbatulus toni |
主なシノニム |
Barbatula toni |
英名等 |
Stone loach |
自然分布 |
シベリア,中国東北部,朝鮮半島,サハリン,北海道 |
形態 |
全長20cm.体は細長く,頭部はやや縦扁し,尾部は側扁する.口は頭部の下側にある.口ひげは3対あり,すべて上唇にある.眼の下に棘はない.側線はえらあなの上端から尾鰭の基底にいたる体側の中央部を直走する.うろこは小さな円鱗で,皮膚に深く埋まっている.胸鰭に骨質盤はない.尾鰭はやや湾入する.体は黄褐色で,不規則な暗褐色の斑紋が体側および頭部をおおう. |
生息環境 |
北海道では河川の流程全体にごくふつうに見られ,特に瀬の石礫底を好み,礫のすき間に生息する. |
繁殖生態 |
繁殖期:4月下旬~7月 表面全体に多数の粘着糸があり,きわめて粘着性の強い球形の卵を産む. |
生態的特性 |
卵は水温10℃程度で1週間で孵化する. 食性:雑食性であるが,水生昆虫を好んで食べる. |