基本情報 |
和名 |
ニゴイ |
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分類群 |
硬骨魚綱 コイ目 コイ科 (Cyprinidae, Cypriniformes, Actinopterygii) |
学名 |
Hemibarbus barbus |
英名等 |
Barbel steed |
自然分布 |
シベリア南東部~大陸中国・朝鮮半島~北ベトナム,台湾,日本(本州,四国,九州 筑後川水系). |
形態 |
全長50cm.体は細長く,体高が低い.吻が長いため,一見キツネ顔である.口は吻端の下方に開き,1対の短い口ヒゲがある.唇は厚いが,乳頭突起はない.野外ではコイと混同されることがあるが,背鰭の第3棘状軟条が頑丈であり,背鰭の基底が短く,尾鰭の後縁の切れ込みが鋭いといった点で容易に識別できる.肛門は臀鰭起点の直前にある.のど,胸部を含め,体の腹面にうろこがある.体色は灰白色を基調とし,腹面は白色,各鰭は薄い橙色を呈する.全長20cmくらいまでの幼魚は,体側に8~12個の円形の暗色斑を持つ. |
生息環境 |
大きな川の中・下流域から汽水域まで,または湖. |
繁殖生態 |
繁殖期:4~7月 産卵は降雨後に川の中流域で行われる. |
生態的特性 |
流れの緩やかな水域の底層部,特に砂底で遊泳していることが多い. 食性:雑食性で,カゲロウ類,トビケラ類,カワゲラ類,ユスリカ幼虫を主体に,付着藻類や小魚も食べる. |