| 基本情報 | 
| 和名 | ホンモロコ | (写真なし) | 
| 分類群 | 硬骨魚綱 コイ目 コイ科 (Cyprinidae, Cypriniformes, Actinopterygii)
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| 学名 | Gnathopogon caerulescens | 
| 英名等 | Honmoroko | 
| 自然分布 | 琵琶湖 | 
| 形態 | 全長14cm.タモロコに似るが,本種のほうが,体が細長く,吻がとがり,口が上を向き,口ひげが短いなどといった遊泳魚としての体制をいっそう備えている.さらに,側線より下の縞模様が不明瞭な点でも識別される.鰓耙数も14~20と多い. | 
| 生息環境 | 完全な湖沼淡水魚で,琵琶湖では主に水深5m以深の沖合の中層を群泳している. | 
| 繁殖生態 | 繁殖期:3~7月 成熟した親魚は,湖岸のマコモ群落,内湖や灌漑用水路へ移動するが,タモロコほど陸地の奥へは侵入しない.雨で増水したあとの晴天の日中に,1尾の雌を数尾の雄が追尾して産卵する.
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| 生態的特性 | 満1年で全長7~10cm,2年で10~12cmに成長するが,雄よりも雌のほうが成長がよく,個体数も多い.全長7cm以下の個体の多くは,越冬できずに死亡するといわれ,これが性比に偏りを生じさせているらしい. 食性:主に動物プランクトン食だが,産卵のため接岸すると水生昆虫も食べる.
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