基本情報 |
和名 |
ゼニタナゴ |
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分類群 |
硬骨魚綱 コイ目 コイ科 (Cyprinidae, Cypriniformes, Actinopterygii) |
学名 |
Acheilognathus typus |
英名等 |
Zenitanago |
自然分布 |
神奈川県・新潟県以北の本州 |
形態 |
全長7~9cm.体は側扁し,日本産のタナゴ亜科のなかではもっともうろこが細かく,縦列鱗数が52~65と多い.側線は不完全で,前方のうろこ7~16枚に見られる.口ひげはない.雌雄とも独特の金属光沢がある.産卵期の雄では朱紅色を中心に,白や黒などの印象的な婚姻色があらわれる.雌の産卵管は灰黒色で,伸長時には透明感が増し,最大伸長時には尾鰭末端を越える. |
生息環境 |
平野部の浅い湖沼や池,そしてこれらの連なる水路. |
繁殖生態 |
繁殖期:産卵期は9~11月 二枚貝類の鰓葉内に卵を産む.産卵対象となる貝類の種は決まっているわけではなく,やや大型のカラスガイ,ドブガイなどに産卵する傾向がある程度.産仔数:1回の産卵で数粒ないし百数十粒の卵を産み,数回は繰り返すものと推定されている. |
生態的特性 |
孵化した仔魚は貝体内で越冬し,翌年の4~6月ごろに浮出する. 食性:付着藻類ややわらかい水草の葉 |