(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
  1. 侵入生物データベース >
  2. 日本の外来生物 >
  3. 魚類 >
  4. マスノスケ

マスノスケ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 マスノスケ (写真なし)
分類群 硬骨魚綱 サケ目 サケ科
(Salmonidae, Salmoniformes, Actinopterygii)
学名 Oncorhynchus tschawytscha
英名等 King salmon
自然分布 日本海,オホーツク,ベーリング,カリフォルニア以北の北太平洋沿岸.特に北米側に多い.
形態 サケマス類中で一番大きく成長する.4.5~6.8kg.全長100cm.海洋生活期には,背部から頭端まで真珠光沢をもった青緑色で,側線下の体側は銀色.背部,背鰭,尾鰭に小黒点が散在する.下顎の歯肉が黒い.成熟時には全身が濃い茶色となり,黒点もはっきりする.河川生活期の幼魚は,銀色の体側の側線上に6~12個の,サケ属魚類の中で最も大きい楕円形のパーマークを持つ.背鰭に小さな黒色斑がある.
生息環境 沿岸部.
温度選好性:産卵適温は12℃以下
繁殖生態 繁殖期:8~11月
産仔数:平均8,000
生態的特性 3~4月ごろに河川に上り始め,産卵期まで4~5ヶ月と長い淡水生活を送り,生まれた幼魚は1~2年河川生活をして降海する.8~10月に河川に上り,生まれた幼魚は,河川生活が3~4ヶ月間と短くなる.
食性:稚魚期は昆虫類,底生動物.その後ニシン,イカナゴ等を捕食する.イワシなど小魚,甲殻類,イカなども食べる.
侵入情報
国内移入分布 国内での繁殖は無し.北海道の河川にまれに遡上する. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 過去に米国から輸入
侵入経路 水産資源として
侵入年代 確実な導入記録は,1959年の十勝川.
影響 不明.
法的扱い 北海道では禁漁(北海道内水面漁業調整規則).
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 オーストラリア,ニュージーランド,アルゼンチン,チリ,ケルゲレン諸島など
備考
1897年,1898年に日本へ輸出された記録がワシントン州水産局にあるが,日本側では確認できていない.
基本・侵入情報 参考資料リスト