(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ブラーミニメクラヘビ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ブラーミニメクラヘビ

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ブラーミニメクラヘビ
分類群 爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 メクラヘビ科
(Typhlopidae, Ophidia (Serpentia), Squamata, Reptilia)
学名 Ramphotyphlops braminus
英名等 Brahminy blind snake
自然分布 どこが原産地であるか判然としない.分布域は耕地と乾燥地を除く全世界の熱帯・亜熱帯域に及ぶ.
形態 体長16~22cm.尾は極端に短く先端はとがる.体色は暗褐色で特に目立つ模様はない.吻端や尾端の色はやや明るい.染色体数3n=42.
生息環境 草地やサトウキビ畑等の比較的乾燥した土壌を好み,岩や倒木などの下にいることが多い.
温度選好性:不明であるが長崎県でも定着できるらしい.
繁殖生態 繁殖期:南西諸島では6月中旬~7月中旬.
産仔数:1回の産卵数は1~6
生態的特性 ヘビ類の中では唯一全く雄が出現せず,単為生殖のみによって繁殖する.
食性:肉食性.アリの幼虫やサナギ,シロアリを地中で採食する.
侵入情報
国内移入分布 伊豆諸島(八丈島),小笠原諸島,大隅諸島(種子島),トカラ列島(諏訪之瀬島以南),奄美諸島・沖縄諸島・大東諸島・先島諸島の多くの島嶼.長崎県・静岡県からも記録あり. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明.
侵入経路 不明であるが,植木等の資材に混入して非意図的に導入された可能性が高い.
侵入年代 不明.
影響 不明であるが,捕食,競合の可能性は否定できない.
影響を受ける在来生物:不明.
法的扱い 特になし.
防除方法 不明.土を丹念に掘り起こす方法やピットホールトラップが考えられるが,ひとたび定着したものを駆除するのはきわめて困難であると考えられる.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 世界の熱帯~亜熱帯に広く分布し,多くは移入と考えられる.
備考
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