侵入情報 |
国内移入分布 |
本州・四国・九州のものはかつて自然分布と考えられていたが,18世紀末に移入されたと考えられている.それとは別に,ペットとして輸入された中国産の個体が近年各地で遺棄されている可能性もある.北海道(中部~南部),沖縄島に近年の移入個体群が定着.久米島(沖縄諸島),喜界島(奄美諸島)でも確認されているが定着しているかどうかは不明. |

※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
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移入元 |
朝鮮半島.最近では大陸中国からも輸入されていると考えられている. |
侵入経路 |
愛玩用に飼育されていたものが遺棄されたとみられる. |
侵入年代 |
18世紀末に持ち込まれたと推定されている.また,最近の移入については不明だが,北海道では主に1990年代に見つかっている. |
影響 |
交雑,競合,捕食が想定される.イシガメ科は種間・属間交雑を起こしやすく,在来カメ類との交雑が最も懸念される.
影響を受ける生物:淡水の魚類・無脊椎動物(捕食).ニホンイシガメ,リュウキュウヤマガメ(交雑) |
法的扱い |
特になし. |
防除方法 |
水域に広く分散して生息するため,効率よく駆除することは困難.魚のアラ等をエサにしたトラップを多数設置することである程度の捕獲が可能とみられる.また,淡水魚の捕獲に用いられるえりに入ることもある. |
問題点等 |
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海外移入分布 |
台湾のクサガメも人為分布の可能性が疑われている. |