(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ガビチョウ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ガビチョウ

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ガビチョウ
分類群 鳥綱 スズメ目 チメドリ科
(Sylviidae, Passeriformes, Aves)
学名 Garrulax canorus
英名等 Melodius laughing thrush, Hawamei, Chinese thrush
自然分布 中国南部,海南島,台湾,香港,ベトナム北部,ラオス北部
形態 全長20~25cm.全体に黄褐色で,目のまわりとその後方の帯は白い.腹の中央は灰色で,喉と上胸に細いすじが入る.尾羽はやや黒い.嘴は黄色.
生息環境 丘陵地,平野部の低木林に生息し,藪を好む.積雪量の多いところには分布しないのは,地上採食性であること,渡りをしないことが原因と考えられる.
繁殖生態 繁殖期:原産地では繁殖期は4~7月
産仔数:1回に4卵
生態的特性 よく地上を走り,あまり高く飛ばない.繁殖期はつがい,単独で行動し,非繁殖期は小群で行動する.
食性:昆虫,果実
侵入情報
国内移入分布 宮城,福島,千葉県を除く関東各都県,大阪,兵庫,鳥取,島根,山口,高知,鹿児島を除く九州各県. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
詳細マップはこちら
移入元 不明
侵入経路 愛玩用・観賞用に輸入された飼い鳥が逃げ出す,あるいは飼い主によって放たれ,野生化したと考えられる.
侵入年代 江戸時代から輸入の記録があるが,野外では1980年代に北九州で観察されたのが最初である.関東では1990年に山梨で最初に観察された.
影響 ハワイでは,ガビチョウが侵入してから在来種が減少している.
影響を受ける在来生物:在来鳥類
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に指定された.
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 ハワイ
備考
日本の侵略的外来種ワースト100

令和5(2023)年度 環境省「特定外来生物の市町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査の結果は,市町村単位の分布地図※及び一覧(下記URL)にて参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/category.html
※都道府県単位の分布地図は,学術誌や記事,通報などをもとに,標本や画像データを確認して作成されたものである. 市町村単位の分布地図は,自治体へのアンケートをもとに作成されたものである. 従って,両者の分布情報が一致しない部分がある.
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