(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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イヌ

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基本情報
和名 イヌ

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イヌ
分類群 哺乳綱 食肉目(ネコ目) イヌ科
(Canidae, Carnivora, Mammalia)
学名 Canis lupus familiaris
主なシノニム Canis familiaris
英名等 Feral dog, Domestic dog
自然分布 家畜動物.本種は15000年程度前にオオカミを祖先として家畜化されたと考えられている.オオカミはユーラシア大陸・北米に広く自然分布していた.DNA解析によれば,イヌの祖先は主に大陸中国に分布する亜種 C. l. chanco と言われているが,ユーラシアの複数亜種の遺伝子も入っているという見解もある.
形態 オオカミ Canis lupus を原種として家畜化された動物.犬種や個体によって形態・大きさ・色などは様々だが,ノイヌ化(野生化)しているのは中型犬以上の雑種が多い.
生息環境 都市近郊に多いが,森林にも生息する.
繁殖生態 繁殖期:通年,発情周期5~12ヶ月.
産仔数:1~15
生態的特性 キツネの巣穴などを使って繁殖する.
食性:野生動物,残飯
侵入情報
国内移入分布 全国 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 放棄されたペット,放置された猟犬がノイヌの供給源
侵入年代 縄文時代,弥生時代
影響 北海道東部,日光,丹沢,対馬などではシカの捕食者となっている.奄美大島ではアマミノクロウサギが捕食されていることが確認された.在来生物の捕食,狂犬病など感染症の媒介.
影響を受ける在来生物:在来哺乳類など
法的扱い 狩猟鳥獣(鳥獣保護法)
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 世界各地.オーストラリアとニューギニアの野生犬種(ディンゴ,ニューギニアシンギングドッグ)は,数千年前にイヌを祖先として再野生化したものと考えられている.
備考
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