記者発表 2010年1月18日

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米国におけるWETシステムに関するセミナーの開催について
(お知らせ)

(筑波研究学園都市記者会、 環境省記者クラブ同時発表 )

平成22年1月18日(月)
環境省水・大気環境局水環境課
  直通:03−5521−8313
代表:03−3581−3351
課長 森北佳昭 (内線6610)
補佐 木野修宏 (内線6615)
担当 磯部良太 (内線6629)
独立行政法人国立環境研究所
  環境リスク研究センター
直通:029−850−2654
センター長 白石寛明


環境省と独立行政法人国立環境研究所は、平成22年2月17日(水)に、米国において水質清浄法の下で導入されている“全排水毒性(Whole Effluent Toxicity 、以下「WET」という)”の運用及び試験方法に関する「米国におけるWETシステムに関するセミナー」を開催します。

1.開催の趣旨

環境省においては、生物応答を用いた水環境管理手法について、日本における利用の在り方について有効性や課題の検討を始めたところです。

本セミナーは、生物応答を利用することにより、事業場排水中の化学物質による影響を総体的に把握し、対策を講じるWET手法を、我が国にも参考になる先行的な手法の一つとして、その制度的、技術的な運用の実態についての知見を得ることを目的とするものです。

2.開催の概要

名 称: 米国におけるWETシステムに関するセミナー

日 時: 平成22年2月17日(水)10:00〜17:00(受付は09:30〜)

場 所: 国際連合大学 ウ・タント国際会議場
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5–53–70
http://www.unu.edu/access/

参加費: 無料

定 員: 300名

申 込: 次のいずれかの方法による。(締切り:平成22年2月16日(火)。ただし、締切り前に定員に達したときは、以後の申込みを受け付けないことがある。)

① 独立行政法人国立環境研究所ウェブサイトからの申込み
http://www.nies.go.jp/risk/seminar/wetseminar2009/index.htmlにアクセスし、ウェブサイト上から参加申込みフォームに必要事項を入力し、送信する。

② 電子メールによる申込み
①による申込みができない場合は、『氏名、ふりがな、所属、電話番号、メールアドレス』を明記の上、件名を『WETセミナー参加申込み』として、wet-seminar2009@nies.go.jpに送信する。

主 催: 環境省、独立行政法人国立環境研究所

事務局: 独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究センター
担当 松崎、横川(電話:029-850-2654、FAX:029-850-2920)

米国におけるWETシステムに関するセミナーの概要

日 時: 平成22年2月17日(水)10:00〜17:00(受付は09:30〜)

場 所: 国際連合大学 ウ・タント国際会議場
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5–53–70
http://www.unu.edu/access/

国際連合大学 ウ・タント国際会議場地図

1.開催の趣旨

環境省においては、昭和33年にいわゆる旧水質二法(公共用水域の水質の保全に関する法律及び工場排水等の規制に関する法律)が制定されてから半世紀が経過した状況を踏まえ、水環境における現状と課題、環境基本計画における目標も踏まえた望ましい水環境像を示しつつ、今後の水環境保全の在り方について検討を行っています。生物応答を用いた水環境管理手法については、水生生物との共生を踏まえた良好な水環境を創出する観点から、公共用水域、あるいは排出水の評価等への導入の可能性を探り、日本における利用の在り方について有効性や課題の検討を進めることが課題の一つとなっています。

このような状況を踏まえ、環境省及び独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究センターでは、米国において水質清浄法の下で導入されている“全排水毒性(WET)”の運用及び試験方法に関するセミナーを開催します。本セミナーは、生物応答を利用することにより、事業場排水中の化学物質による影響を総体的に把握し、対策を講じるWET手法を、我が国にも参考になる先行的な手法の一つとして、その制度的、技術的な運用の実態についての知見を得ることを目的とするものです。

2.プログラム(予定)

時 間 内  容 講演者等
09:30〜 開場・受付開始
10:00〜10:05 開会挨拶 環境省 水・大気環境局 水環境課長
森北 佳昭
10:05〜10:30 セミナーの趣旨説明 環境省 水・大気環境局 水環境課
木野 修宏
10:30〜11:40 1.米国における水環境管理とWETシステム 米国環境保護庁
Laura J. Phillips
US EPA
OWM/WPD/SRB
11:40〜12:40 昼 食
12:40〜13:50 2.WETシステムの運用と技術的な課題等 米国環境保護庁
Dr. Debra Denton
U.S. EPA R9
13:50〜15:00 3.バージニア州におけるWETシステムの運用 バージニア州
Deborah L. DeBiasi
Virginia Department of Environmental
Quality
Office of Water Permit Programs
15:00〜15:15 休 憩
15:15〜16:25 4.WETシステムに対する企業の対応 Dr. Jerry Diamond
Tetra Tech Inc.,
16:25〜16:55 総合質問
16:55〜17:00 閉会挨拶 (独)国立環境研究所
環境リスク研究センター長
白石 寛明

*講演時間には質疑応答が含まれます。
*プログラムの内容及び講演者は予告なく変更になることがあります。ご了承ください。
*日英同時通訳が入ります。