平成14年8月2日(金)
独立行政法人国立環境研究所
主任研究企画官 :高木 宏明 (0298-50-2310)
環境情報センター長:松井 佳巳 (0298-50-2340)
担 当:企画・広報室 滝村 朗 (0298-50-2453)
:研究情報室 竹内 久智 (0298-50-2343)
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要 旨
国立環境研究所では、当研究所の研究成果を国民各層に分かりやすく伝えるための研究情報誌「環境儀」第5号を刊行した。
第5号では、VOC(揮発性有機化合物)による都市大気汚染をテーマに、「都市域におけるVOCの動態解明と大気質に及ぼす影響評価に関する研究」を取り上げ、VOC発生源と自動車の寄与等を中心に紹介している。
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1 第5号の内容
第5号では、平成10〜12年度に実施された特別研究「都市域におけるVOCの動態解明と大気質に及ぼす影響評価に関する研究」を取り上げ、特にVOC発生源と自動車の寄与、トンネル調査の結果等を中心に紹介した。
内容としては、
- 研究担当者へのインタビュー
(若松伸司 PM2.5・DEP研究プロジェクトグループプロジェクトリーダー)
- VOC発生源と自動車の寄与等に関する結果の概要
- 大気汚染物質をめぐる国内外の動向
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「都市域におけるVOCの動態解明と大気質に及ぼす影響評価に関する研究」の全体構成
のほか、VOCや粒子状物質に関する解説コラムで構成されている。
なお、わかりやすい出版物とするため、これまでと同様、所内での検討に加え、外部の科学関連出版の専門家にリライトを依頼した。
2 閲覧・入手についての問い合わせ先
- (参考)「環境儀」について
- 国立環境研究所の研究成果を国民各層に分かりやすく伝えるため、平成13年7月に創刊した研究情報誌。
地球儀が地球上の我々の位置を知るための道具であるように、「環境儀」の命名には、われわれを取り巻く多様な環境問題の中で、われわれは今どこに位置するのか、どこに向かおうとしているのか、それを明確に指し示すしるべとしたいという意図が込められている。
環境儀では、これまで以下のテーマをとりあげている。
創刊号:「環境中の『ホルモン様化学物質』の生殖・発生影響」
第2号 :「アジア太平洋における温暖化対策統合評価モデル(AIM)」
第3号 :「干潟・浅海域 生物による水質浄化に関する研究」
第4号 :「熱帯林−持続可能な森林管理をめざして」
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