国立研究開発法人国立環境研究所
環境リスク・健康研究センター
リスク評価科学事業連携オフィス 生態毒性標準拠点 Reference Laboratory for Ecotoxicity

第14回生態影響試験実習セミナー受講者募集のご案内

*申込み受付を終了致しました*

 環境リスク・健康研究センター リスク評価科学事業連携オフィス 生態毒性標準拠点では、生態影響試験に関する標準機関として、幅広い機関への試験の普及を図るため、平成23年度より「生態影響試験実習セミナー」を開催しております。
 第14回目となる今回は、藻類(ムレミカヅキモ、フナガタケイソウ)、ラン藻類(シネココッカス)及び水生植物(コウキクサ)を用いた生長阻害試験を対象とし、試験導入や技術向上を目指したい方を対象に、令和元年7月8日(月)~10日(水) の3日間の日程で開催します。皆様のご参加をお待ちしております。

日程 令和元年7月8日(月)~10日(水)
8日:10:00~17:15、9日:10:00~17:15、10日:10:00~12:00
場所 国立環境研究所 環境リスク研究棟
〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
対象 藻類(ムレミカヅキモ、フナガタケイソウ)、
ラン藻(シネココッカス)と水生植物(コウキクサ)を
用いた生長阻害試験の試験導入や技術向上を目指したい方
定員20名
参加者は各機関につき2名まで
定員超過の場合、
生態影響試験の経験等を考慮し参加者決定
参加費 なし
(昼食費、懇親会費については必要に応じて実費となります)

※初心者から中級者向けの基本的な概要・操作説明及び実習を予定しております。

開催の趣旨

 日本では現在、化審法や農薬取締法において、化学物質の水生生物等に対する影響を評価するため、藻類や甲殻類、魚類などを用いた生態影響試験が導入されています。しかし事業場等の排水に含まれる多種多様な化学物質に対して、各種法令によって規制・監視されている物質は限られています。そのため、新規の化学物質や複数の物質による複合的な生態影響が懸念されています。そこで諸外国では、排水評価・管理において生態影響試験を活用する手法の導入が進んでおり、国内でも環境省において検討が進められています。
 また、藻類では化学物質の種類によっては、ムレミカヅキモに比べて感受性が高い試験藻類の存在も明らかとなり、農薬登録基準の設定における試験藻類の取扱いについての見直しが行われ、ムレミカヅキモに加え、緑藻類(イカダモ)、珪藻類(フナガタケイソウ)、ラン藻類(シネココッカスやアナべナ)、さらには水生植物(コウキクサ)を加えた新たな評価方法が、令和2年4月1日から導入されることとなります。
 これを受けて、新たに珪藻やラン藻及び水生植物を用いた試験法の導入を検討する機関も増えていくと考えられます。信頼性の高い試験結果を得るためには、ガイドラインに示された試験法の実際を経験し、操作技術のノウハウ修得、必要な設備・器具等の整備、安定的な試験生物の入手・飼育等を行うことが重要です。
 環境リスク・健康研究センター リスク評価科学事業連携オフィス 生態毒性標準拠点では、生態影響試験に関する標準機関として生態影響試験の普及・標準化に取り組んでおり、新たに導入を検討している試験機関や地方環境研究所等を対象に、基礎的な知識・技術等の普及を目的とした短期実習セミナーを平成23年度より開催しております。
 第14回目となる本セミナーでは、環境省で検討中の「生物応答を用いた排水試験法(検討案)」より、ムレミカヅキモを用いた生長阻害試験及びOECD テストガイドラインに準拠した珪藻やラン藻及び水生植物の生長阻害試験を対象とした座学及び実習を行います。今回のセミナーでは、基本的な試験操作に加え、技術や精度の向上を目指したい方を対象とした、初心者から中級者向けの内容を予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。
 

セミナーの内容

 国内で検討中の「生物応答を用いた排水試験法(検討案)」に用いられている、ムレミカヅキモ(Pseudokirchneriella subcapitata=Raphidocelis subcapitata)を用いた生長阻害試験とOECDテストガイドラインに準拠した珪藻(Navicula pelliculosa)やラン藻(Synechococcus leopoliensis)及びコウキクサ(Lemna minor)の生長阻害試験を対象とし、主に以下の内容を実施します。


  • ムレミカヅキモ、珪藻、ラン藻及びコウキクサを用いた生長阻害試験法の解説
  • 試験生物の培養方法や試験に関わる基本的な操作技術の指導
  • 生態影響試験に用いる設備・器具等の紹介
  • 生態影響試験に関わる質問・相談の受付
  • 試験法を用いた研究事例等の紹介

プログラム(予定)

 (※プログラムの内容は、予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。)

日時内容
【1日目】 7月8日(月)
9:30~10:00受付開始
10:00~10:15セミナー開催趣旨、概要の説明
10:15~11:00 [座学] 試験の概要(藻類)
11:00~12:00 [実習] 試験の実施(藻類)
12:00~13:00昼食(自己紹介)
13:00~14:00 [実習] 試験の実施(続き)
14:00~14:30 [座学] 試験の概要(コウキクサ)
14:30~15:20[実習] 試験の実施(コウキクサ)
15:20~15:30休憩
15:30~16:15講義: 藻類の多様性 ~生態毒性試験に使われる藻類の系統や分類を理解するために~(国立環境研究所 山口晴代先生)
16:15~16:30休憩
16:30~17:15 講義: 農薬登録基準の設定における試験藻類の取扱いについての見直しについて(仮)(国立環境研究所 山本裕史先生)
17:15~17:30 質疑応答・本日の実習のまとめ・明日の予定確認
18:00~  懇親会(つくば駅周辺)
【2日目】 7月9日(火)
10:00~10:10 本日の日程説明
10:10~11:00 [実習] 模擬試験の計測(藻類)
11:00~12:00 [座学] 試験結果の算出方法について、模擬試験結果の集計(藻類)
12:00~13:00昼食
13:00~14:30 見学:実験施設の見学・器具等の紹介
14:30~14:45 休憩
14:45~16:15[実習] 模擬試験の計測(コウキクサ)
16:15~16:50 [座学] 試験結果の算出方法について、模擬試験結果の集計(コウキクサ)
16:50~17:00 質疑応答・本日の実習のまとめ・明日の予定確認
【3日目】 7月10日(水)
10:00~10:05 本日の日程説明
10:05~11:00統計解析実習
11:00~11:15休憩
11:15~12:00相談受付・アンケートの実施

参加申込み方法

 *申込み受付を終了致しました*
 

参加受付期間

  参加受付期間 : 令和元年5月20日(月)~6月10日(月)
  参加証送付 : 6月17日(月)までに電子メールにて送付いたします。


問い合せ先

 国立研究開発法人国立環境研究所 環境リスク・健康研究センター
 第14回生態影響試験実習セミナー事務局
 担当:山岸、渡部、河野、山本
 Tel: 029-850-2851
 問合せメールアドレス:@nies.go.jpの前にreferencelab.riskを付けます