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アルミ缶の例にみてみましょう。アルミ缶はアルミニウムという金属(きんぞく)でできています。アルミニウムの原料は、ボーキサイトという鉱物(こうぶつ)です。ボーキサイトからアルミニウムを作るには、とてもたくさんの電気が必要です。
ところが、一度使ったアルミ缶を集めてとかし、またアルミ缶を作れば、ずっと少ないエネルギーでできるのです。
たくさんの電気を使わずに、少ないエネルギーで作れるということは、発電(はつでん)に使う石油や石炭などをあまり燃(も)やさなくてもすむということです。
すると、地球の温暖化(おんだんか)を引き起こす二酸化炭素(にさんかたんそ)も減(へ)らすことができるというわけです。
このように、リサイクルはうめ立てされるごみの量を減らすだけでなく、エネルギーの消費(しょうひ)や二酸化炭素の排出(はいしゅつ)を減らすこともできるのです。
このような効果はリサイクルするゴミやリサイクルをすることによって使わなくてすんだものの種類、リサイクルの方法によって異なってきます。場合によってはリサイクルをしない方がよいものがないとは限りません。
そのため、どのようなものにどのようなリサイクルをしたらよいかを調べる研究が行われつつあります。
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アルミ缶は、ふたたびアルミ缶やアルミ製品に、スチール缶
は、建築の材料などに生まれ変わる。 |
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