環境省と独立行政法人海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センターの主催、独立行政法人国立環境研究所の後援により、越境大気汚染問題における最新の科学的知見を一般に広く公開するため、一般公開シンポジウム「再び増加する光化学スモッグと越境大気汚染」が開催されます。
1.開催趣旨
我が国では、光化学オキシダントの濃度が漸増傾向にあるとともに、光化学オキシダント注意報発令地域が広域化しています。これらの要因として、国内で排出される大気汚染物質のみならず、アジア大陸からの越境大気汚染の影響が論じられていますが、その寄与率などは、地域においても大きく異なることが推定され、科学的な知見を確立することが重要です。また、東アジアにおける光化学オキシダントの広域汚染を解決するためには、国際的な協力の枠組みの検討が必要です。
このため、今年度より、環境省地球環境研究総合推進費において、「東アジア地域におけるオゾン・エアロゾルの長距離越境輸送に関する研究」(研究代表者:秋元肇・独立行政法人海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センタープログラムディレクター)が立ち上げられ、本研究所のアジア自然共生研究グループも参加しているところです。
このたび、環境省と独立行政法人海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センターの主催、独立行政法人国立環境研究所の後援により、越境大気汚染問題における最新の科学的知見を一般に広く公開するため、一般公開シンポジウム「再び増加する光化学スモッグと越境大気汚染」が開催されますので、奮って御参加下さい。
2.シンポジウムの概要
日 時 | 平成20 年11月25日(火) 13:30〜17:00(13:00開場) | |
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会 場 | 国際連合大学 ウ・タント国際会議場(別紙1参照) 東京都渋谷区神宮前5-53-70 |
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主 催 | 環境省、(独)海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センター | |
後 援 | (独)国立環境研究所 | |
プログラム | 別紙2参照 | |
入 場 料 | 無料 |
3.参加申し込み
参加を希望される方は、下記URLから登録をお願いします。ただし、会場の都合により、定員数(約300)を超えるお申込みについては、登録できない場合もございますので、予め御了承下さい。
http://www.jamstec.go.jp/frcgc/sympo/2008border/ 詳しくはアジア自然共生研究グループのページへ
<参加登録に関する問合せ先>
独立行政法人海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センター
研究推進室(担当:塩見)
Tel: 045-778-5723 Fax:045-778-5496
Email: taiki-sympo@jamstec.go.jp
<本件に関する国立環境研究所内の問合せ先>
独立行政法人国立環境研究所 アジア自然共生研究グループ
大原利眞
Tel: 029-850-2718 Fax:029-850-2580
Email: tohara@nies.go.jp
(別紙1)

(別紙2)
プログラム | |
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13:30〜13:40 | 開会の辞 環境省 |
13:40〜14:15 | 「わが国の光化学大気汚染の状況とその対策」 早水輝好(環境省水・大気環境局大気環境課長) |
14:15〜14:50 | 「光化学スモッグはなぜ増加しているか?〜原因物質の排出動向〜」 大原利眞(国立環境研究所アジア自然共生研究グループ広域大気モデリング研究室長) |
14:50〜15:25 | 「グローバルに見た越境大気汚染と日本への影響」 秋元肇(地球環境フロンティア研究センター大気組成変動予測研究プログラムディレクター) |
15:25〜15:40 | 休憩 |
15:40〜16:15 | 「東アジアの越境汚染問題をどう解決するか 〜国際的な枠組みを考える〜」 鈴木克徳(金沢大学フロンティアサイエンス機構特任教授) |
16:15〜16:50 | 総合討論 |
16:50〜17:00 | 閉会の辞 時岡達志(地球環境フロンティア研究センター長) |