利用方法

  1. 「データベース閲覧」のページで登録標本の検索と、各標本についての詳しい情報の閲覧ができます。各登録標本(特定の1個体)の詳細な情報が記載されている「標本詳細情報」のページへ行くには、以下の3つの方法があります。
    1. 「標本検索」の下にある「種名」の枠中に種名を入力したり(①)、「採集エリア」などの該当項目にチェックを入れたり(②)した後に「検索」ボタンを押すと(③)、条件に合致した標本のリスト(④)が表示されます。その中から詳細を知りたい標本の行をクリックすると(⑤)、その標本の「標本詳細情報」のページ(⑥)に移ります。
    2. 標本検索画面
      標本検索画面
      標本検索画面
      条件に合致した標本のリスト
      標本検索画面
      標本詳細情報
    3. 「代表的な種」の画像タイルの中から検索したい種の画像をクリックすると(①)、「種の基本情報」のページ(②)に移ります。次に、その画像タイルの中から、詳しく知りたい標本の画像(または標本番号)をクリックすると(③)、その標本の「標本詳細情報」のページ(④)に移ります。
    4. 標本検索画面
      代表的な種
      標本検索画面
      種の基本情報
      標本検索画面
      標本詳細情報
    5. 「主な琵琶湖水系産種のリスト」(保全カテゴリー付き)の中から、検索したい種の名前をクリックすると(①)、「種の基本情報」のページ(②)に移ります(ただしこの「主な琵琶湖水系産種のリスト」には、登録標本がまだない種の名前も含まれています)。「種の基本情報」ページからは、上述した(ⅱ)の後半と同じ操作で(③)、各標本の「標本詳細情報」ページ(④)に移れます。「主な琵琶湖水系産種のリスト」へは、「データベース閲覧」ページの冒頭の右端にある「リストから選ぶ」のボタンからも移動できます。
    6. 標本検索画面
      代表的な種
      標本検索画面
      主な琵琶湖水系産種のリスト
      標本検索画面
      標本詳細情報
  2. 各登録標本に対応する「標本詳細情報」のページでは、その標本の写真(主に生鮮時、生時)(①)と大まかな採集場所を示す滋賀県(及びその周辺)の地図(②)が表示されます。さらに、学名などを含む「分類データ」(③)、採集が行われた年月日や採集地の緯度経度(小数点第一位まで)などを含む「採集データ」(④)、標本の状態や部分など標本属性の情報を含む「個体データ」(⑤)、DNAの塩基配列情報を含む「DNAデータ」(⑥)、バイオロギングやテレメトリの調査で明らかになった生態情報を含む「行動データ」(⑦)が表示されます。「標本詳細情報」のページにある標準和名をクリックすると(⑧)、対応する種の「種の基本情報」のページに戻ります。
  3. 標本詳細情報画面
    標本詳細情報画面
  4. 「種の基本情報」のページには、コイ目線のびわ湖映像アーカイブス(Yoshida et al. 2020) に登録されているその種の画像・映像データへの入り口も列挙されています。
  5. 種の基本情報画面
    種の基本情報画面
  6. DNAデータを取得する際に使用したプライマーの情報は、「DNAデータ」の下の「プライマー情報」から得ることができます。「DNAデータ」の項目は、「データベース閲覧」と「標本詳細情報」の両方のページにあります。

※以上のページで表示される標準和名、学名や分類群名は、基本的に魚類は中坊(2013)に、イシガイ科二枚貝は近藤(2020)にしたがっています。

※「標本詳細情報」の地図に示されている各標本の採集場所は、生息地保護の観点から、ピンポイントで特定できないよう、ある程度の大きさの円で示しており、円の中心が採集地点というわけでもありません。また、鮮魚店等で購入したりして詳しい捕獲位置が不明な場合は、その不確実さを反映する大きさの円で採集場所を示しています。

※保護水面内での採集や、特殊な方法(電気ショッカーなど)による採集等に関しては、滋賀県からの特別採捕許可を得て行っています。コイ・フナ・ホンモロコ類の採集に関しては、許可番号特第30-79(2019/1/16–2019/3/31)、30-87(2019/4/1–2020/3/31)、31-87(2020/4/1–2021/3/31)、3-3(2021/4/9–2022/3/31)、3-87(2022/4/1–2023/3/31)。その他魚種の採集に関しては、許可番号特第 30-10(2018/4/20–2019/3/31)、31-28(2019/5/20–2020/3/31)、2-9(2020/4/27–2021/3/31)、3-21(2021/4/1–2022/3/31)、4-37(2022/4/1–2023/3/31)。

※本データベースに登録されている標本は、基本的には、生物体全体の「10%ホルマリン固定標本(二枚貝では70%エタノール固定標本)」と、体の一部(鰭や斧足等のごく一部)をDNA解析用に切り分けてエタノール固定した「組織サンプル」の2つで構成されています。ただし、バイオロギングやバイオテレメトリによる行動調査に用いた個体(主にコイ・フナ・ナマズ類)については、捕獲後に現地で放流したために組織サンプル(と個体の写真)しかありません。このような標本では、「標本詳細情報」のページの「個体データ」の「標本属性」に「標本なし(放流)」等と記載されています。また、このような個体については、適宜「行動データ」にその内容がアップされていきます。

※標本の多くは琵琶湖分室で保管していますが、一部の重要な標本は外部の博物館等に移管しており、移管先は「標本詳細情報」ページの最上段に、博物館の登録番号に続いて記載されています。また、外部の博物館からDNA解析用に体組織を分与いただいた個体については、琵琶湖分室では組織サンプルと個体の写真のみ保管しています。