記者発表 2010年11月25日

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気候変動枠組条約第16回締約国会議及び京都議定書第6回締約国会合(COP16/CMP6)におけるサイドイベント「アジア太平洋地域における
低炭素で気候変動の影響に対応可能な発展への移行」 の開催について

(お知らせ)

平成22年11月25日(木)
独立行政法人国立環境研究所(029-850-内線番号)
地球環境研究センター
地球環境研究センター長 笹野 泰弘 (2444)
地球温暖化対策評価研究室長 甲斐沼美紀子(2422)
企画部広報・国際室長 村上 正治 (2304)

(筑波研究学園都市記者会、 環境省記者クラブ同時配付 )

独立行政法人国立環境研究所は、財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)及びアジア開発銀行(ADB)との共催で、気候変動枠組条約第16回締約国会議・京都議定書第6回締約国会合(COP16 /CMP6)(2010年11月29日〜12月10日、メキシコ・カンクン)において、「アジア太平洋地域における低炭素で気候変動の影響に対応可能な発展への移行」と題するサイドイベントを開催します。

本サイドイベントでは、アジア・太平洋の国々における、低炭素社会シナリオおよびその実現のための行動計画の開発等、気候変動の影響に対応可能な社会に向けての取り組みと、それらに対する主催機関の支援状況や研究動向について、主催機関およびアジア各国の研究者による報告とパネルディスカッションを行います。

また、COP会場内の展示ブース内では、温室効果ガスモニタリング、グローバル気候モデルによる地球温暖化リスクの評価、低炭素社会構築に向けたビジョンと対策評価等を中心とした地球温暖化・気候変動研究の取り組み状況とその成果の紹介を行います。

1.サイドイベント「アジア太平洋地域における低炭素で気候変動の影響に対応可能な発展への移行」の概要

日  時 2010年12月3日(金)18:30-20:00
場  所 公式サイドイベント会場(カンクンメッセ)内 Mameyルーム
主 催 独立行政法人国立環境研究所、財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)、アジア開発銀行(ADB)
内 容 アジア・太平洋の国々における、低炭素社会に向けての取り組み状況と、各国独自に気候変動に対処できる発展への道筋および国際金融、キャパシティ・ビルディングや分析支援等について議論します。また、アジアの4カ国からパネリストを招き、自国での取り組みを実績に基づいて報告します。(プログラム 別紙

2.展示「国立環境研究所における戦略的温室効果ガスモニタリング・気候変動研究について」

日  時 2010年11月29日(月)〜12月10日(金)
場  所 COP16/CMP6会場(カンクンメッセ)内展示ブース
内 容 2009年1月に打ち上げが成功した、世界初の温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)による最新の観測データを含む、様々な温室効果ガス観測結果をビジュアルに紹介します。さらに、グローバル気候・影響・土地利用モデルを用いた地球温暖化リスクの評価、低炭素社会構築に向けたビジョンと対策評価等、地球温暖化・気候変動研究の取り組み状況とその成果を世界に向けて発信します。

(別紙)

UNFCCC COP16/CMP6サイドイベント

【ADB/IGES/NIES共催】
アジア太平洋地域における
低炭素で気候変動の影響に対応可能な発展への移行

2010年12月3日(金)18:30-20:00
公式サイドイベント会場(カンクンメッセ)内 Mameyルーム

18:30-18:40 歓迎の辞
キース・ローゼンブラム(イベント・モデレーター)
開会挨拶
ウルスラ・シェイファー=プロイス   アジア開発銀行副総裁
18:40-18:55 アジア低炭素シナリオ
甲斐沼  美紀子 国立環境研究所
P. R. シュクラ インド経営研究所
中国エネルギー研究所
18:55-19:20 アジア4カ国の研究者によるプレゼンテーション
(インド、インドネシア、中国、パキスタン)
19:20-19:35 CDM、MRVおよび低炭素社会研究ネットワーク
小圷  一久 地球環境戦略研究機関  市場メカニズムグループ 副ディレクター
田村  堅太郎 地球環境戦略研究機関  気候変動グループ 副ディレクター
西岡  秀三 地球環境戦略研究機関  研究顧問 / 三輪  恭子
同  気候変動グループ  主任研究員
19:35-19:55 オープンディスカッション
藤野純一(国立環境研究所)、明日香壽川(地球環境戦略研究機関)、 アジア開発銀行、およびアジア4カ国の研究者
19:55-20:00 閉会挨拶
浜中  裕徳 地球環境戦略研究機関  理事長