記者発表 2009年9月18日

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環境省地球環境研究総合推進費戦略的研究プロジェクトS-5
「地球温暖化に係る政策支援と普及啓発のための気候変動シナリオに関する総合的研究」 
一般公開シンポジウム

「実感!地球温暖化 〜地球温暖化予測をあなたはどう役立てますか〜」
の開催について(お知らせ)

(筑波研究学園都市記者会、 環境省記者クラブ、東京大学記者会同時配付 )

平成21年9月18日(金)
独立行政法人国立環境研究所(029-850-内線番号)
地球環境研究センター長  笹野 泰弘(2444)
温暖化リスク評価研究室長  江守 正多(2724)
国立大学法人東京大学
サステイナビリティ学連携研究機構
小野 あをい(03-5841-4834)
本部研究機構等支援グループ
陰山 達矢(03-5841-1386)


環境省地球環境研究総合推進費戦略的研究プロジェクトS-5「地球温暖化に係る政策支援と普及啓発のための気候変動シナリオに関する総合的研究」グループ及び東京大学サステイナビリティ学連携研究機構は、地球温暖化の将来予測情報の社会における活用について、専門家による情報提供を行い、市民と一緒に考えるための一般公開シンポジウムを開催します。

本シンポジウムは、平成19年度より開始された上記プロジェクトの研究活動の一環として開催されるものです。

1.シンポジウム概要

タイトル: 環境省地球環境研究総合推進費戦略的研究プロジェクトS-5「地球温暖化に係る政策支援と普及啓発のための気候変動シナリオに関する総合的研究」一般公開シンポジウム
「実感!地球温暖化 〜地球温暖化予測をあなたはどう役立てますか〜」

趣旨:   地球温暖化は重要な問題として社会に認識され、対策の必要性が叫ばれています。
  地球温暖化により、100年後に気温が何度上昇する、異常気象が増える、といった予測を聞いたことのある方は多いと思います。しかし、それが自分自身にとってどんな意味を持つのかをよく考えたことがある方は少ないのではないでしょうか。
  たとえば、日々の天気予報はコンピュータが予測した天気図を基にして、晴れのち曇り、降水確率何パーセント、洗濯指数はいくつといった情報に翻訳され、人々の生活に活用されています。同じように、コンピュータが予測した数十年から百年後の温暖化した気候の状態も、人々が活用できる情報に翻訳される必要があります。
  本シンポジウムでは、そのために行われている研究活動の一端を紹介し、地球温暖化の予測情報を社会に、そして個々人のために、どう役立てていくことができるのかを、地球温暖化に関心を持つ市民の方々と一緒に考えていきたいと思います。

日 時: 平成21年10月15日(木)16:30〜19:30 (16時開場)
場 所: 東京大学 安田講堂 (文京区本郷7-3-1)
参 加 費: 無料
参加予定数: 500名

プログラム(予定):
16:30 開会
16:30〜16:40 プロジェクトリーダーからのビデオメッセージ 住 明正(東京大学)
第一部 講演(演題は仮題)
16:40〜16:50 はじめに〜地球温暖化の予測とは 江守 正多(国立環境研究所)
16:50〜17:05 予測の前提となる社会経済シナリオ 山形 与志樹(国立環境研究所)
17:05〜17:20 気候モデルの性能と予測〜身近な気象はどうなる 高薮 縁(東京大学)
17:20〜17:35  日本の気候はどこまで詳しく予測できるか 高薮 出(気象研究所)
17:35〜17:50 温暖化は怖い?〜影響をどうとらえるか 江守 正多
17:50〜18:05 温暖化予測は人々にどう伝わっているか 松本 安生(神奈川大学)
18:05〜18:20 休憩
第二部 パネルディスカッション
地球温暖化予測をどう役立てるか〜利用者の視点と研究者の視点(仮題)
パネリスト 第一部講演者(山形 与志樹、高薮 縁、高薮 出、松本 安生)
根本 美緒(フリーキャスター・気象予報士)
西川 美和子(NHK「SAVE THE FUTUREプロジェクト」専任ディレクター)
中川 修(大成建設 社長室 経営企画部 部長)
小野 洋(環境省 地球環境局 研究調査室 室長)
コーディネーター 江守 正多
19:30 閉会

2.参加申し込み方法

参加希望の方はシンポジウムホームページから申し込み手続きを行ってください。

ホームページ : http://www.jikkan-ondanka2009.com/

申し込みをされた方には参加証を電子メールでお送りいたします。当日は参加証のプリントアウトをお持ちください。なお、申し込み多数により受付を締め切る可能性がありますので、お早めにお申し込みください。

3.問い合わせ先

環境省地球環境研究総合推進費戦略的研究プロジェクトS-5
「地球温暖化に係る政策支援と普及啓発のための気候変動シナリオに関する総合的研究」
一般公開シンポジウム事務局 株式会社オ−エムシー
TEL: 03-5362-0117 FAX:03-5362-0121
e-mail: info@jikkan-ondanka2009.com