記者発表 2009年2月2日

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国際シンポジウム“低炭素型都市をつくる−科学と政策の架け橋−”
の開催について(お知らせ)
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ 同時配付 )

平成21年2月2日(月)
独立行政法人国立環境研究所(029-850-内線番号)
    地球環境研究センター長 笹野 泰弘(2444)
  グローバル・カーボン・プロジェクトつくば国際オフィス長 
  ソバカル・ダカール(2672)


人類社会にとって、地球温暖化対策が急務となっていますが、対策の鍵は都市にあります。国連の予測では、2050年の世界人口92億人の約3分の2にあたる64億人が都市に住むことになります。とりわけ、中国、インド、ASEAN諸国など、アジアの人口増大と都市化はめざましいものがあります。「低炭素型都市」−エネルギー消費が少なく、二酸化炭素等の温室効果ガスの排出の少ない都市−を実現するには、まず先進国の都市が模範を示し、これをアジア等の途上国に広げていく必要があります。

(独)国立環境研究所は、グローバル・カーボン・プロジェクト(注)及び名古屋大学大学院環境学研究科との共催で、国際シンポジウム“低炭素型都市をつくる−科学と政策の架け橋−”を開催します。本シンポジウムでは、日米欧及びアジア諸国の著名な研究者、政策担当者の参加を得て、低炭素型都市づくりに関する世界各国の研究と政策の現状をレビューするとともに、今後の研究と政策の連携、国際協力のあり方などについて討論します。

また、本シンポジウムに続き、国際ワークショップ“低炭素型都市の実現に向けて−国際共同研究と連携強化−”を開催します。シンポジウム、ワークショップを併せ、10カ国50名の研究者及び政策担当者が参加します。

(注) 地球環境変動にかかわる国際研究計画(IGBP, IHDP, WCRP, DIVERSITAS)の連携による「地球システム科学パートナーシップ(ESSP)」がスポンサーとなって2001年に発足した国際研究計画。グローバルな炭素循環にかかわる自然と人間の両方の側面とその相互作用について、自然科学と社会科学を融合した分析を実施し、国際的な炭素循環管理政策の策定に役立つ科学的理解を深めることを目的とする。(独)国立環境研究所と豪州連邦科学産業研究機構に事務局が設置されている。

1.国際シンポジウム“低炭素型都市をつくる−科学と政策の架け橋−”

日 時 平成21年2月16日(月) 10:00〜17:40
場 所 ホテルメルパルク名古屋(カトレアの間)
〒461-0004 名古屋市東区葵町3-16-16
電話 052-937-3535
主 催 名古屋大学大学院環境学研究科
グローバル・カーボン・プロジェクト
独立行政法人国立環境研究所
後 援 環境省、愛知県、名古屋市、財団法人地球環境戦略研究機関
言 語 英日同時通訳有り
参加費 無料
申込み 氏名、所属、役職、電話番号、メールアドレスを明記の上、事務局 尾島  までお申し込みください。

2.国際ワークショップ“低炭素型都市の実現に向けて−国際共同研究と連携強化−”

日 時 平成21年2月17日(火) 9:30〜17:00
平成21年2月18日(水) 9:30〜17:10
場 所 名古屋大学 野依記念学術交流館
〒464-8601 名古屋市千種区不老町
主 催 名古屋大学大学院環境学研究科
グローバル・カーボン・プロジェクト
独立行政法人国立環境研究所
後 援 環境省、愛知県、名古屋市、財団法人地球環境戦略研究機関
言 語 英語

*報道関係者の方で取材を希望される場合は、下記事務局までお問い合わせください。

*シンポジウム、ワークショップのプログラムについては、以下のウェブサイトをご参照ください。
http://www.gcp-urcm.org/files/A20090217/Nagoya_Symposium_Workshop_Agenda_jp.pdf

○ 問合せ
独立行政法人国立環境研究所
地球環境研究センター
グローバル・カーボン・プロジェクトつくば国際オフィス
尾島優雅子
Tel: 029-850-2672