記者発表 2008年2月7日

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地球環境研究総合推進費S-5公開シンポジウム
「怖い?怖くない?地球温暖化― 研究者と一緒に「実感」する50年後の地球」
の開催について(お知らせ)

平成20年2月7日(木)
独立行政法人国立環境研究所 (029-850-内線番号)
  地球環境研究センター長 笹野  泰弘(2444)
  温暖化リスク評価研究室長 江守  正多(2724)
  企画部広報・国際室研究企画主幹 広兼  克憲(2308)


環境省、東京大学サステイナビリティ学連携研究機構・地球持続戦略研究イニシアティブ及び国立環境研究所は、地球温暖化を研究する専門家と一緒に市民が温暖化を考える参加型シンポジウムを開催します。

温暖化の影響の予測を専門家が参加者に伝えると同時に、それを参加者がどのように受け取ったかを調べ、さらなる研究に役立てます。本シンポジウムは平成19年度より開始された地球環境研究総合推進費戦略研究プロジェクトS-5「地球温暖化に係る政策支援と普及啓発のための気候変動シナリオに関する総合的研究」の一環として開催されるものです。

1.シンポジウム概要

タイトル:地球環境研究総合推進費S-5公開シンポジウム
怖い?怖くない?地球温暖化
― 研究者と一緒に「実感」する50年後の地球

趣旨:

地球温暖化が進むと何が起こるのでしょうか?そして、それはどれくらい「怖い」ことなのでしょうか?書店に行けば、「温暖化は怖い」という本と、「温暖化が怖いなんて嘘だ」という本が並んでいます。いったいどちらが本当なのでしょうか?

近年、地球温暖化対策に関する議論は急速に進んでいます。一方で、地球温暖化は、100年程度の長い時間スケールで進む現象のため、私たちが感覚的に理解しにくいものとなっています。このあたりで一度立ち止まって、専門の研究者が解説する未来予測を基に、温暖化がこのまま進んでしまったら50年後の地球がどうなっているのか、そこに生きる私たちの生活がどうなっているのか、研究者たちと一緒に「実感」してみませんか?

本シンポジウムは、全員参加型です。単に講演を聴くだけではなく、参加者全員が講演者の質問に答え、その結果をリアルタイムで見ながらシンポジウムが進行していきます。(参加者全員に電子回答ボックスが配布され、質問に回答して頂きます。なお、本システムは本人の特定が出来ず、収集したデータが研究目的以外で利用されることはありません。)

日    時:平成20年2月23日(土)14:00〜16:30
場    所:東京大学  武田先端知ビル5階  武田ホール
参加予定数:300名

プログラム(予定):

どれくらい暑くなるの?

江守 正多 国立環境研究所 地球環境研究センター 温暖化リスク評価研究室長

洪水と水不足でひどいめにあうの?

沖 大幹 東京大学 生産技術研究所 教授

食糧は足りなくなるの?

長谷川 利拡 農業環境技術研究所 作物生産変動要因リサーチプロジェクト リーダー

総合ディスカッション

結局どれくらい怖いの?怖い未来は避けられるの?

司会:飯島  希(気象予報士、元NHK気象キャスター)

参加費:無料

2.参加申し込み手続きについて

(1)対象者 地球温暖化に関心を持つ市民

(2)申し込み方法

参加をご希望の方はシンポジウムホームページから申し込み手続きを行ってください。

ホームページ:http://www.prime-intl.co.jp/S_5/index.html

(3)申し込み締め切り 2月13日(水)  (参加予定人数に達しない場合は締め切りを延期します)なお、申し込みが参加予定人数を超えた場合は抽選とし、2月15日までに参加証を電子メールでお送りいたします。当日は参加証のプリントアウトをお持ちください。

3.お問い合わせ先

地球環境研究総合推進費S-5公開シンポジウム事務局
(株)プライムインターナショナル内
〒150-0012    渋谷区広尾2-2-19  広尾ハイツ2F
TEL:03-5467-5539、FAX:03-5467-5538
E-MAIL:S52008@prime-intl.co.jp