記者発表 2008年1月30日

ここからページ本文です

国際シンポジウム「都市におけるエネルギー・炭素管理― 科学と政策のギャップへの挑戦」
国際ワークショップ「都市におけるエネルギー・炭素モデリング」
の開催について(お知らせ)

(筑波研究学園都市記者会、 環境省記者クラブ同時配布)

平成20年1月30日(水)
独立行政法人国立環境研究所 (029-850-内線番号)
  地球環境研究センター長 笹野  泰弘(2444)
  グローバル・カーボン・プロジェクトつくば国際オフィス
    ソバカル・ダカール(2672)


(独)国立環境研究所は、グローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)(注)及びアジア工科大学(AIT)との共催で、タイ国クロン・ルアンに於いて、(1) 国際シンポジウム「都市におけるエネルギー・炭素管理 ― 科学と政策のギャップへの挑戦」(2008年2月4日)及び (2) 国際ワークショップ「都市におけるエネルギー・炭素モデリング」(2008年2月5日〜6日)を開催します。

(注) 地球環境変動にかかわる国際研究計画(IGBP, IHDP, WCRP, DIVERSITAS)の連携による「地球システム科学パートナーシップ(ESSP)」がスポンサーとなって2001年に発足した国際研究計画。グローバルな炭素循環にかかわる自然と人間の両方の側面とその相互作用について、自然科学と社会科学を融合した分析を実施し、国際的な炭素循環管理政策の策定に役立つ科学的理解を深めることを目的とする。

(1) 国際シンポジウム「都市におけるエネルギー・炭素管理 ― 科学と政策のギャップへの挑戦」

(2) 国際ワークショップ「都市におけるエネルギー・炭素モデリング」の概要

日  時:
(1) 2008年2月4日(月)9:00〜17:30
(2) 2008年2月5日(火)9:00〜17:15、 2月6日(水)8:30〜12:45
場  所:
アジア工科大学センター(タイ国クロン・ルアン)
主  催:
独立行政法人国立環境研究所、グローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)、アジア工科大学
内  容:
本国際会議は、シンポジウムの部(2月4日)とワークショップの部(2月5日〜6日)で構成され、地球温暖化問題に大きな影響を与える都市のエネルギー消費を議題とします。都市のエネルギー消費は、地理的要因だけでなく様々なインフラの整備によっても異なります。今後の低炭素社会の構築は、都市の構成とエネルギー消費の関係を明確化することで効果的におこなうことができます。
  ワークショップには、10ヶ国30名の都市エネルギーモデル研究者が参加します。各研究者のモデル構成、入力データ、モデル適用結果に関しての紹介を行い、それを通じて、都市や都市エネルギーモデルの分類化を行い、今後の都市発展モデルのあり方を議論します。一方、シンポジウムには、ワークショップ参加者に加え、政策担当者10名が参加します。科学的に得られた知見を政策に反映することは容易ではありません。そこで、政策担当者や市民に提供する情報と、それによって引き起こされる行動について議論を行い、政策課題の明確化と科学政策立案に貢献します。前半には、世界各国の低炭素都市への取り組みについての紹介が行われ、後半には低炭素都市に向けて必要とされる研究は何か、政策に有効な科学的助言は何か、今後どのような知識が必要かについての議論を行います。
プログラム案 別紙)
Adobe Readerのダウンロードページへ PDFの閲覧にはAdobe Readerが必要です。Adobe社のサイトからダウンロードしてください。