黄砂に関する国際ワークショップ開催報告

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●黄砂に関する国際ワークショップ開催報告●

  国立環境研究所は、中国環境科学研究院及び韓国国立環境科学院との共催で、12月3日〜5日の3日間、北京において黄砂に関する国際ワークショップ「地域生態と環境影響国際検討会−黄砂現象及びその影響と軽減措置−(International Workshop on Regional Ecology and its Environmental Effect −Dust Sand Storm, its Impact and Mitigation Countermeasure−)」を開催しました。
  このワークショップは、第8回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM8)のサイドイベントとして企画されたものであり、12月3日に行われたワークショップ開会式には三カ国の環境大臣が出席し、ワークショップへの期待が表明されました。TEMM8においては、北東アジア地域で被害が拡大している黄砂問題について、各国が協力していくこと、共同研究の設立を含む具体的対策を議論するための局長級会議を開催すること等が合意され、ワークショップの開催と相まって、黄砂問題への対応が北東アジア地域における喫緊の課題であることを印象付けることとなりました。
  ワークショップには日本、中国、韓国及びモンゴルから100人余りが参加し、黄砂の発生・移動とモニタリング、シミュレーションモデリングと予測・警戒、理化学特性と変質、地域生態系変化の黄砂発生への影響、黄砂の環境影響と防止計画・対策技術など幅広い分野についての研究発表と活発な討議が行われました。
  国立環境研究所の研究者は、組織委員として会議の運営に協力すると共に、多くのセッションで座長等を務めました。また別添のような口頭発表およびポスター発表を行いました。

  口頭発表  [194KB]

  ポスター発表  [383KB]

  開催案内(第2報)  [5.06MB]
  アジェンダ  [69KB]


写真:開会式の様子
開会式の様子
右から孟 中国環境科学研究院長、尹 韓国国立環境科学院長、李 韓国環境部長官、周 中国国家環境保護総局長、若林 日本国環境大臣、大塚 国立環境研究所理事長、徐 中国国家環境保護総局国際協力局長
写真:開会式で挨拶する大塚理事長 写真:中国との共同モニタリングプロジェクトについて発表する西川環境分析化学研究室長
開会式で挨拶する大塚理事長 中国との共同モニタリングプロジェクトについて発表する西川環境分析化学研究室長


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